A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

夏フェス・イン・マイ・ルーム~FREEDOMMUNE 0 <ZERO> ONE THOUSAND 2013

2013年07月15日 00時49分24秒 | 素晴らしき変態音楽


東日本大震災被災地支援イベントDOMMUNE FREE FESTIVAL
FREEDOMMUNE 0 <ZERO> ONE THOUSAND 2013
幕張メッセ

宇川直宏ロングインタビューはコチラ

昨年は現場で体験したオールナイト・フェスティバルを、今年は自宅のパソコンで体験。DOMMUNEの理念に従えば、これも紛れもないもうひとつの現場である。



夕方からツイッターのTL上に幕張に向かうフォロワーのツイートが上がり始める。昨年に比べ現場の混乱は少ない様子。場内のセッティングや配置も配信動画とツイートで大体分かる。レクサスの車の未来的ディスプレイが目立つ。

●ZAZEN BOYS

お馴染みの変態ポップバンド。幕張!時には女とまぐわり!、ポテトサラダ!パンツ!と連呼、安定した演奏ぶりはベテランの風格。

●BOREDOMS presents 7x13 BOA DRUM

大ホールのフロアに渦巻状に91台のドラムを配置。真ん中でEYEがヴォーカルとサンプラーを操る。遠景カメラだけなので、画面を観ていてもイマイチ伝わらない。コレだけは幕張の現場で体験すべき。

●にせんねんもんだい

昔観た時はサボテンを思い出したが、現在の彼女たちはテクノ/アンビエントなサウンドになっててちょっとボアダム。

CRASSトークを観ようと思ったら、スケジュールが押しているらしく始まらないので、徹夜に備えて仮眠。家人が観ているバラエティ番組で「あまちゃんのテーマ」が流れている。民放でNHKドラマの曲が堂々と使われるとは、あまちゃんのヒットは本物だな、と考えながら寝落。思いの外ぐっすり眠ったが、クーラーを入れっぱなしだったので喉が痛かった。

●瀬戸内寂聴

説法は興味深いが、起き抜けなので集中出来ず聞き流す。客席からの質問にひとつひとう応える寂聴は、さすが日本一の尼さん。

●大友良英&あまちゃんSPECIALビッグバンド

尼さんから海女ちゃんへ。考えることは誰でも同じである。サントラ選抜メンバー十数人編成のビッグバンド。大友が番組のエピソードを語りつつ演奏。生演奏だとジャズ&クレズマー色が強く、ドラマと関係なく楽しめる。オープニングテーマは高校野球や運動会の定番として生き続けるだろう。

●Penny Rinboud co-founder of CRASS

CRASSはポストパンク時代にコミューンを作ってD.I.Y.精神を実践したバンド。当時は社会派ハードコアバンドとしてクローズアップされ、ネオヒッピー思想は余り理解されなかった。サックス/フルート、チェロ、エレピの即興演奏をバックにポエトリー・リーディングを聞かせるペニーとCRASSの盟友イヴ・リバディーンのふたりは、ゴングのデヴィッド・アレン&ジリ・スマイス、スティーヴ・ヒレッジ&ジレット・ミラウディを彷彿させた。CRASSの代表曲「Nagasaki Nightmare」も歌った。

●初音階段

ここからノイズ連続攻撃。時間が重なっているので、幕張現場では移動の手間があるが、PC現場では即座に場面を切り替えられるのが嬉しい。白波多カミンのコスプレも堂に入った初音階段、9月リリースの新作『からっぽの世界』収録の荒井由美、オフコース、エヴァンゲリオン、ヴェルヴェッツ等のカバーも演奏。トークも聞きたかったが時間なので、MAKUHARI BUDOHKANに移動。

●灰野敬二

エレクトロニクス・ソロはかなり久々。記憶にある限りでは、2008年秋の横浜トリエンナー以来ではなかろうか。まったく容赦なしの轟音エレクトロノイズが炸裂。深夜なのでヴォリュームが上げられないのが残念だが、幕張現場で聴いたら最高にトバされるだろう。ヴォイス・パートでは「わからないことに頷くな、わからないことを決して認めるな、わからないことはわからないと、はっきりと言え」といった明快な言葉が突き刺さる。眠気との闘いだったが、とにかく圧巻のステージだった。

●EP-4unit3+伊東篤宏

灰野に被ってAMZING DOMEでもノイズ放射開始。幕張現場はカオス状態。青山CAYで観たときと同じ、砂嵐から文字が浮き出る映像ライティングがステージセットに映える。伊東のオプトロンがアクセントになり、クールなEP-4のファンクノイズが肉感的に響く。

●OPEN REEL ENSAMBLE

エレクトロ繋がりが続く。オープンリール・デッキを使った5人の研究員(BiSファンに非ず)のパフォーマンスは、科学実験みたいで面白い。生楽器を交えた電子音響が耳に心地よい。

●冨田勲 feat. STEVE HILLAGE

今回の目玉企画。スーツ&ネクタイの富田+ギターのスティーヴ・ヒレッジ+トランペット奏者の3人の予想外にシンプルな編成。富田の代表作『惑星』の「木星」を文字通りスペーシーな音色で演奏、昔ながらのアナログなシンセ・サウンドが逆に新鮮。夜明けの陽光ドーン・コーラスとの共演、とあったがよく分からないまま眠気に負けて離脱。




<まとめ>
あの瀬戸内寂聴も!?幕張のDJイベントがカオスになってる→コチラ
『FREEDOMMUNE 0 <ZERO> 2013』に出演したR60な生ける伝説たち→コチラ

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