A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

リンゴ・デススター@渋谷TSUTAYA O-nest 2014.3.26(wed)

2014年03月28日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


- GODS DREAM JAPAN TOUR 2014 -
 RINGO DEATHSTARR


Elliott Frazier - Guitar, Vocals / Alex Gehring - Bass, Vocals / Daniel Coborn - Drums

一年ぶりの「林檎死星」来日公演。昨年のライヴレポはコチラ。[3/29 00:15リンクを直しました]



シュゲイザー、ニューゲイザー、J-ゲイザー或はドリームポップと呼ばれるバンドに筆者が惹かれる大きな要因はズバリ美女子の存在である。音楽的にはハッキリ言ってどれも大差ない。厚くファズを効かせたギターと重いベース、直線的なドラムに暮夜けたファルセットヴォーカルを基本型に、ファズを切ってディレイをかけてアルペジオを弾いたり、簡単なリズムチェンジをオカズに入れたり、時々怒鳴ったりしてればシューゲの出来上がり。あとはジャズマスターを如何にカッコ良く構えるかとか、俯いたまま動かないギタリストの代わりにベースがヘドバンし続けるとか、タム回しのとき腕を大袈裟に振リ上げるとか、小賢しい工夫をするだけ。レコードで聴いたら殆ど区別がつかない。そんなドングリの背比べの中でお気に入りを見つける方法はルックス重視しかない。バンド女子目当だから、まず男オンリーはNG。シューゲ界に女子は多いし、大抵ベースが女子なので、ベース女子ヲタの恰好のネタである。
そんな基準で選んだマイベスト・シューゲTOP5発表!

5. THE PAINS OF BEING PURE AT HEART


「純粋な心でいる為の痛み」というバンド名とジャケのイメージがまず魅力的。キーボードの中国系ペギー・ワンがキュート。1stのローファイな音がいい。

4. LUSH


なってったてシューゲ界女番長二人組ミキ・ベレーニ&エマ・アンダーソンの存在感に尽きる。後期ブリットポップ化してからもふたりのおキャンなオーラが素敵だった。

3. MY BLOODY VALENTINE


シューゲの首領マイブラも女子ふたり、特にビリンダ・ブッチャー(g,vo)の佇まいが印象的。存在感は薄いがベース女子デビー・グッキのボーイッシュなショートヘアもいい。

2. ASOBI SEKSU


ニューゲイザーで最初に気に入ったのが遊びでエッチOK?のこのバンド。ユキチクダテの英語と日本語入り交じる歌声にクラクラ。J-ゲイザーの期待の☆だが、2013年10月惜しくも解散。ユキの今後が気になる。

1. RINGO DEATHSTARR


やっと本稿の主人公。アレックス・ゲーリングはシューゲ海の美女NO.1間違いなし。が、アレックスのカワユさに鼻の下を延ばして油断してると、骨太のガレージロックに頭をガツンとやられること必至。13th FLOOR ELEVATORSやZZ TOP、JOHNNY WINTERを生んだオースティン・テキサスのパワーは揺るぎない。

会場は前回と同じでTSUTAYAが付いただけ。前回はねごとさんご一行との遭遇に足が震えたが、今回はライヴが被っているので、不意打ちを喰らうことはない。その代わり某大物バンド(ル○シ○とかス○ゾーとか)が見学した模様。動員は今回の方が多い印象。イマドキの若い世代中心で、真面目そうなサブカルロックファン風が多く、熱心に音楽やバンドの話をしている。バンドマンの彼氏がロック初心者の彼女に蘊蓄を語る図もチラホラ。ロックコンサートが本来あるべき姿なので嬉しくなる。J-POPやフェスの、盛り上がらなきゃダメ、という押し付けがましさには閉口する。

今回が7回目の日本なのでメンバーもリラックスして楽しんでいる。期待のアレックスのファッションは昼間渋谷で買ったという漢字プリントのスウェットに黒のパンツ。筆者を含みスカートを期待した男子ファンにはお気の毒だが、凛とした立ち姿と溢れる笑顔が超キュート。エリオット・フレイザーの豪快なギターとダニエル・コボーンのタイトなドラムは根っこにハードパンクがあることを証明する。ストレートな曲調が多いが、アップテンポとスローを使い分けた構成で聴いてて飽きることがない。前回よりもアレックスがリードヴォーカルの曲が多かった気がした。前回やったツェッペリンネタは無し。アンコールを含めて約100分、高いテンションに貫かれたステージだった。

物販でアレックスがジャケ表に初登場した最新作『GOD'S DREAM』のアナログ盤を購入。サイン会で「ボディはスレンダーだけどサウンドはファット」と言ったら笑ってくれた。眩しい笑顔を網膜に焼き付けて会場を後にした。




林檎たち
星は死んでも
歌は生き残る

そのままタワーレコードに寄り、プールイ表紙のムック本『IDOL & READ』を購入。裏表紙がみりんちゃんで嬉しくなったが、タワレコ特典のポストカードがヤヴァ過ぎて、折角のアレックススマイルが脳裏からすっ飛んでしまった。

コメント (2)
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