2年前にでんぱ組のTシャツを着ていたら、知人に「地下音楽愛好家は、やはりサブカルアイドル推しだね」と言われた。それが今では「でんぱ組?今人気のメジャーアイドル」と呼ばれている。アングラだろうがメジャーだろうがでんぱ組の魅力にブレはないし、応援して一緒に上を目指すのがアイドル推しの醍醐味。まったく不満は無いのだが、そろそろ次の推し候補を物色してみては?と言う訳でアイドル辺境地を浚ってみたところ、なんとサブカル花盛り。上昇気流に乗ってニッチからマスを目指す女子ビデヲを集めてみた。
●Maison Book Girl
Maison book girlは、元BiSのコショージメグミ、玉城ティナや蒼波純を輩出した講談社によるアイドルオーディション企画「ミスiD」2015ファイナリストの矢川葵、そして井上唯、和田輪による4人組。 いずこねこを手掛けていたサクライケンタが楽曲制作、世界観構築など、全面プロデュースを行っています。
現代音楽とアイドルポップスを融合させた音楽性、Maison book girl独自のブランディングが施されたスタイリッシュなグッズや衣装などが話題を呼び、結成わずか8ヶ月ながら「@JAM」や「TOKYO IDOL FESTIVAL」に出演するなど、人気急上昇中のグループです。
元BiS最後の砦コショージメグミを含むブクガの世界観を構築するのがいずこねこを手がけたサクライケンタ。現代音楽/ミニマルミュージック/ポストロックなサウンドは、クールなメンバーの佇まいと相俟って、心の琴線を反復横跳びさせる。
maison book girl / snow irony / MV
●NECRONOMIDOL ネクロノマイドル
アイドル界の穴馬の逆襲!破壊! 復讐! 滅亡!
NECRONOMIDOLが5人体制になってより強化した超絶アングラアイドルに生まれ変わった。今回のシングルはNWOBHMからウィッチハウスまでの幅広いジャンルを含めた今まで想像出来なかった強力な一枚!ジャケットイラストは伝説の千之ナイフが担当!
呪いやホラーはサブカル好きの大好物。BABYMETALやBiSやJUJUなど同路線を取り入れたアイドルは少なくない。白塗り少女を含むネクロ(死体)4人組は日本の怪談に題材を得た、横溝正史的世界観を体現する。陰湿な裏日本を娑婆にお届けして欲しい。
NECRONOMIDOL - LAMINA MALEDICTUM PV
●おやすみホログラム
2015年、現ライブアイドル界 最注目グループといえばおやすみホログラム!オルタナ、アブストラクト、ブレイクコアのエッセンスを配した卓越した楽曲群と、正気と狂気のボーダーラインをキュートに跳ね回る2人のパフォーマンスは、Have a Nice Day!とのEP、エメラルドで一気に注目を集め、爆発的人気に!アイドル発の現在進行形のオルタナティブ作品! 荒々しい1stならではの初期衝動を感じてください!
デュオアイドルと言えばバニラビーンズだが、ゆるめるモ!のようなぴが二人いるようなおやホロには寧ろパフィーの影響が感じられる。音楽性を高めればアイドル界を飛び越えていくかも。
【MV】note/おやすみホログラム
●細胞彼女
うてなゆきをアイコンとした形骸化されない全く新しいアイドルプロジェクト細胞彼女。
2014年5月の活動開始から、うてにゃんの独特なキャラと本人が全て手がけるイラストワーク、そしてアイドルの枠を超えた縦横無尽で破壊力抜群な楽曲が反響を呼び、全国各地で注目を集めている!
待望の初全国流通盤アルバムにはライブでは定番のファストチューンや、既に完売している自主制作盤収録曲を含む全9曲、総収録時間27分49秒! 新時代のアイドル伝説を切り開くポップでハチャメチャな一枚。
今日も一緒に「 清 く 正 し く 大 暴 れ ! 」
関西女子と言えば失禁少女というバンドが居て、名前のセンスに痺れたものだが、流石にヤヴァイと『密会と耳鳴り』に名義変更してしまった。細胞彼女もナイスだし、放送禁止になる可能性はない。漢字四文字は暴走族ぽくて良い。
細胞彼女/最◎暴(OFFICIAL MV)
●アーバンギャルド
アーバンギャルド・ニューミニアルバム『少女KAITAI』ライヴ会場限定発売中。病まない、堕ちない、忌みがない。放送禁止のアーバンギャルド。
女子ロックサブカル部門No.1の前衛都市のビデヲは毎回ヤヴァイが、コインロッカーベイビーズはとりわけヤヴァ過ぎ。よこたんのキスシーンのお相手がマネキンなんてハマり過ぎ。今年は鬱フェスに行けなかったので、鬱払いが出来ないまま。でんぱ組に露払いをお願いしたい。
アーバンギャルド- コインロッカーベイビーズ URBANGARDE-COIN LOCKER BABIES
サブカルと
アングラは
違いますか?