A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

DJ灰野敬二/田原桂一/森永泰弘@GINZA MUSIC BAR 2016.7.23 (sat)

2016年07月26日 02時11分05秒 | 灰野敬二さんのこと


「The Last Speakers~最後の話し手たち」
DJ:田原桂一/森永泰弘/灰野敬二
start:20:00
charge:free
GINZA MUSIC BAR

ABOUT GINZA MUSIC BAR
音楽プロデューサーの小林武史、大沢伸一そしてコーヒープロデューサーの鳥羽伸博が手掛ける東京銀座で唯一本格的に音楽を聴かせるバー。Rock, Jazz, Soul, Disco,New Wave, など不朽の名盤からIndie Rock, Hip Hop, Techno, Minimal, 映画音楽などジャンルを超えて厳選された3000枚オーバーのアナログレコードを最高峰サウンドシステムで。
革新的でありながら、いにしえの銀座独自の文化的ムードを再現するサロン。
GINZA MUSIC BAR公式サイト



東京では久々の灰野敬二のDJイベント。会場は銀座の一等地、資生堂の裏のビルの4階。高級オーディオ装置のある落ち着いた音楽バーで、壁にはアナログ盤が並んでいる。POP GROUPやTALKING HEADSなどニューウェイヴのLPが面出しで飾ってあるのが嬉しい。この日は「ワールドミュージックナイト」として灰野の他に写真家の田原桂一、サウンドデザイナーの森永泰弘がDJを勤めた。

●田原桂一


田原は灰野と同世代の写真家で、最近70年代末の舞踏家・田中泯の写真集を出版したばかり。フリージャズ(デレク・ベイリー、アート・アンサンブル・オブ_シカゴ)、ニューウェイヴ(クラウス・ノミ)、インド音楽、シャンソンなど幅広い音源はすべて自己のLPコレクション。写真のみならず相当の音楽好きである。 
田原桂一公式サイト

●森永泰弘


森永は35歳のサウンドデザイナー。フィールドレコーディングや映画音楽、舞台音楽を手がける。音楽レーベルCONCRETE主宰。アジアを中心にしたフィールドワークにより録音した民族音楽の音源を使ったDJプレイ。シャーマニックなサウンドが大音量で流れ、灼熱に焼かれるような狂おしい空間に来場者もトランス状態に陥っていく。
CONCRETE公式サイト

●灰野敬二


森永のエスノ路線を継承するかのような念仏の読経にドラムのビート、さらに電子音のエフェクトが重なり、アブストラクトな音響がスクリーンの裏から繰り出される。『THE GREATEST HITS OF THE MUSIC』『IN THE WORLD』というCDタイトルが示す通りの本当の意味でのワールドミュージック。深夜零時を回り3時間に及ぶ音楽のタペストリーに眠気も忘れて茫洋とした薄明の朝を迎えた。



こうしたDJイベントの定期的な開催を望みたい。

世界中
音楽主義の
灼熱波

●OFF STRINGS:5 GUEST 灰野敬二「植野くんは僕に勝てないよ」


テニスコーツの植野隆司が、ミュージシャンを根掘り葉掘りするインタビュー・シリーズ『OFF STRINGS』。
コメント (4)
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