A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ネクロ魔(2現場)/ブクガ/TADZIO/Taiko Super Kicks/山本精一@高円寺他2016.8.21 (sun)

2016年08月23日 01時19分48秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


RYUKYU IDOL死闘10番勝負

2016年8月20日(土)東京都 新宿SAMURAI

出演 RYUKYU IDOL / BELLRING少女ハート / ライムベリー / NECRONOMIDOL / ハッピーくるくる / クマリデパート / ヤなことそっとミュート / 地球人 / あヴぁんだんど / じゅじゅ / 2&

琉ドル死闘十番勝負~六番勝負~
前売/当日 ¥2000/¥2500(入場時D代600円別途)
開場/開演 14:20/14:40
出演:RYUKYU IDOL / NECRONOMIDOL

沖縄のアイドルグループRYUKYU IDOLが朝の10:00から夜21:00まで10組のアイドルグループと対バンする死闘ライヴ。何故またそんな無謀なことを!などと目くじらたてるだけ野暮。アイドルたるもの不可能への挑戦を諦めては進化しない。つき合うヲタもヲタだが、無謀こそアイドルの定め。

●NECRONOMIDOL(ネクロ魔)


勝負事なら萌えるのがアイドルヲタの定めかもしれないが、勝とうが負けようが推しであることは変わらない。「アイドルの定めをぶち壊す」のが魔の宿命だから。タイツアー帰り初めてのネクロ魔現場は、団結力の高まった5人のパフォーマンスの渦に巻き込まれるまま、気迫に満ちた刺激に全身全霊タイ式マッサージされるかのような悦楽に満ちた神現場であった。終演後の特典会は雨の中徒歩10分のビルの7階の狭いバーでネクロ魔&琉ドル同時に行われ、密着するヲタの熱気が充満する蒸し暑さで、タイツアーの疑似体験のようであった。






FORT DUM-DUM PARTY

2016年8月21日(日)東京都 東高円寺二万電圧 / 東高円寺 ロサンゼルスクラブ / U.F.O. CLUB / 満州王
OPEN&START 15:00

<出演者>
東高円寺二万電圧
トリプルファイヤー / 洪申豪(透明雑誌) / uri gagarn / TADZIO / NECRONOMIDOL / ヒャクショウイッキ / どついたるねん / クリトリック・リス

東高円寺 ロサンゼルスクラブ
突然少年 / バレーボウイズ / ペドラザ / MANGA SHOCK / Taiko Super Kicks / SUPER SHANGHAI BAND / Mammoth / Boys Age / シーツ / 水中図鑑

U.F.O. CLUB
Maison book girl / フィロソフィーのダンス / エレクトリックリボン / 仮谷せいら / DJ 掟ポルシェ / YOLZ IN THE SKY / 百々和宏 / 山本精一 / Phew

満州王
禁断の多数決(DJセット)

近年各地で開催される複数ライヴハウスの周回イベントが東高円寺でも開催。サマーソニックと被っているが、東高円寺を住処とする地下ロック系ピープルと地下アイドルヲタにとっては夏フェスなんか関係ない。筆者の地下アイドル四天王のうち2つがそろい踏みの神フェスである。天気も然程暑くなく、気持ちのいい東高円寺散策でもあった。

●Maison book girl(ブクガ)
コショージメグミの前髪カットをツイッターで知り、実物はどんなだろうと興味津々で息を飲むうちに、見慣れたUFO Clubのステージに現れたコショを見て、マリアンヌ東雲にも似た斜めカットの前髪の、卒倒しそうなほどの神々しさに心を撃たれた。サイケの聖地で聴く変質的ミニマルチューンは、他現場よりもしっくり来る。それだけにモダンダンス仕込みの優雅な踊りのユニークさが際立つ結果に。終演後の特典会では、コショージの美少女ぶりを褒め讃えることに無我夢中で、「愛の真実」について論じる時間が無くなってしまった。

●フィロソフィーのダンス

デビュー直後に何度か観たファットバットシックなアイドルユニット、フィロのスは1年ちょっとで人気を高めた。ソウルやシティポップス風味の楽曲は沸きにくい横ノリが多いが、それをコールやケチャ乱れるドル現場に転用するのはメンバーの力。しゃれ乙過ぎて推し切れないが、いいグループには違いない。

●洪申豪(透明雑誌)
路上で会ったりさちー推しの友人に推薦されて二万電圧へ。台湾のスーパーカーと呼ばれる透明雑誌のメンバー洪申豪は、力の抜けたシューゲサウンドが心地よい。

●uri gagarn

友人のおすすめはユーリガガーリンという3人組。前のバンドとは真逆のテンション高いギターロックは、70年代NO WAVEやワイアーを思わせるポストパンクに、思わず最前列でヘドバンしちる自分に気がついた。身に染み付いた激ロック志向が満たされたが身体疲労気味。

●Taiko Super Kicks


D.A.N関連でYouTubeで見つけて以来、気になっていたリゾート感覚ロックバンドを観にロサンゼルスクラブへ。練習スタジオを併設したこの会場は若手バンド中心のラインナップで客筋も若い。タイコスーパーキッズも見るからに若そうな4人組。ドラム女子に頬を弛めるオヤジ一名。とりわけ個性的とは思えないのに何故か耳からは慣れない。眼鏡男子のヴォーカルの艶のあるハイトーンは、例えば草野正宗を初めて聴いたときと同じ違和感ショックを感じる。もう少し聴いていたかったが、3曲聴いてTADZIOに会うため二万電圧へ。

●TADZIO(タッジオ)


二万電圧に着いたら既にセトリ半ば。ピンクヘアーのリーダーのエロかわいさを観ると、アイドル畑にハマる前のバンド女子萌え時代を思い出し何ともいえない郷愁に狂う。もし太もものタトゥーに触れていたなら、えいたそやコショージやネクロ魔に心奪われることは無かったかもしれない。そう考えるとバンド女子のツンデレぶりに感謝したくもなる。前回観てから2年経って、暴虐サウンドに磨きがかかった二人を陰ながら見守って行きたい。

●NECRONOMIDOL(ネクロ魔)


元カノTADZIOのあとに今の溺愛相手ネクロ魔が登場。郷愁とか心の愛とか言っている場合じゃねえ、とばかりに物見遊山のバンドファンを尻目に全力応援モード。二万電圧を圧倒するネクロ電圧が大音量でPAを震わせる。前日に増して強烈なパワーのパフォーマンスは、アイドルよりも大きな相手を迎えて5人の力が引き出された証拠であろう。敵がでかいほどネクロ魔の戦力がアップする。シン・ゴジラにも負けないパワーで目にもの見せてくれ。次のヒャクショウイッキという女装アイドルのステージが延びたため、バタバタの中行われた特典会は、戦地に向かう恋人との最後の逢い引きを思わせる、刹那的な接触だった。

●山本精一


UFO CLUBに戻って山本精一。思ったより客が少なくて、前方の列でよく見えた。千住宗臣をドラムに迎えたデュオ編成で、時にリリカルな爪弾き、時に暴力的なディストーションと変幻するギタープレイがエモーションを掻き立てる。それより胸に迫るのは朴訥と諧謔が入り交じった歌の世界。単純な構成にも拘らず歌い方で多様な意味を含ませる、持っての他の精一ワールドが展開された。また全曲カヴァー曲のライヴも聴いてみたいものだ。

6時間立ちっぱなしで流石に疲れ切って、最後のPHEWは見ないで帰路についた。心のポケットに推しとの甘い時間をそっと仕舞ったままで。

暗黒の
中心円の
その中心

Taiko Super Kicks - 釘が抜けたなら (Live Video)
コメント
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