A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【ネクロ魔 瑳里ちゃんの地下音楽への招待 Vol.3】アニマル編:YOB2/カレント93/サティ/1/2ジャパニーズ/エトロン・フーetc.+セトリGP

2018年01月13日 02時17分30秒 | 素晴らしき変態音楽


【ネクロ魔 瑳里ちゃんの地下音楽への招待 Vol.2】アニマル編

瑳里ちゃん推しの総称は「白猫座」。その由来は古参魔ヲタに聞かないと判らないが、白塗りしなくても透き通るように白い肌としなやかな身のこなしが猫を思わせる彼女に相応しい渾名である。ちなみに瑳里推し女ヲタの総称は「Sarisienne(サリエンヌ)」という。そんな彼女にピッタリのちょっとキモカワイイいアニマル(&バード&フィッシュ)ジャケットを用意した。ピナコテカ等の地下音楽よりも表情が明らかに和やか。




Grow-Up 『The Best Thing』
Object Music - OBJ 005 (1979)

瑳里ちゃんのキャラクター白猫ジャケットその1。1978〜81年存続したマイナー・レーベルObject Musicからデビューしたマンチェスターの5人組ポストパンク・バンド。サックスとトロンボーンをフィーチャーしたネオアコ・サウンドの軽妙な疾走感はニューウェイヴ少年時代のキラメク宝石。じっと見つめる白猫の神妙な表情に瑳里ちゃんもほっこり。

Grow-Up - The Best Thing





Etron Fou LeLoublan 『Batelages』
Gratte-Ciel - CIEL 2001 (1976)

白猫ジャケその2。70年代後半にヘンリー・カウのメンバーが設立し自覚的な表現活動を提唱したロック・イン・オポジション(R.I.O)に参加したフランスの前衛ロック・トリオ、エトロン・フー・ルルーブラン(狂った糞と白い狼)。シリアスなチェンバー・ロックが主体のR.I.Oに中で大道芸人風の洒脱なアンサンブルを聴かせ異彩を放った。歌詞がわかればもっと楽しめるだろう。自転車に座った白猫の凛とした佇まいはアイドル・シーンに於ける瑳里ちゃんの存在感と同じ。

Etron Fou Leloublan - L'Amulette Et Le Petit Rabin: prima parte





YBO2『Alienation』
Transrecords - TRANS 07 (1986)

初期はバリバリのプログレ専門誌だった『Fool's Mate』編集長の北村昌士が84年に結成したYBO2(イボイボ、ワイビーオーツー)は、プログレとインダストリアル/ノイズを融合したサウンドと猟奇的な世界観で人気を集めた。キュートなハムスタージャケは即興ノイズギタリストK.K.NULLと変拍子王・吉田達也が在籍した1stアルバム。YBO2の曲をネクロ魔でカヴァーしては?とリッキーさんに尋ねたら、権利が難しいだろうとのこと。「ドグラマグラ」なんかネクロ魔にピッタリだと思うけど。

YBO2- Doglamagla / Ural (1985)






Current 93 『Swastikas For Noddy』
L.A.Y.L.A.H. Antirecords - LAY20 (1988)

80年代初期からサイキックTV、COILなどと協同して儀式的なインダストリアルミュージックを追求してきたデヴィッド・チベットのプロジェクト、カレント93の88年のアルバム。ヘブンリーなネオフォークへの転身を遂げた作品の鮮やかな鳥の死骸が魔術性を醸し出す。ネクロ魔の「'UMR AT-TAWIL」「Hexennnacht」「Celephais」の世界感はリチュアルフォークに通じる。対バン希望。

CURRENT 93 the summer of love





高橋アキ『アキ plays サティ : 夢見る魚』
Angel Records - EAC-60152 (1979)

「音楽界の異端児・変わり者」と呼ばれ長らく無視されてきたエリック・サティの「再発見」に貢献したピアニスト高橋アキのサティ集。70年代後半のブライアン・イーノの環境音楽やペンギン・カフェ・オーケストラ、坂本龍一の人気と連動し、「家具の音楽」「スポーツと気晴らし」「ぶよぶよした前奏曲」といったタイトルの作品が受け入れられた。アメリカツアー中にサティを聴いていたという瑳里ちゃんにお魚ジャケがお似合いです。

サティ ジムノペディ第1番&ジュ・トゥ・ヴ  高橋アキ(P)





1/2 Japanese 『Loud』
Armageddon Records - ARM 7 (1981)

ハーフ・ジャパニーズはジャド&デヴィッド・フェアを中心に1975年米メリーランド州で結成されたアート・パンク・バンド。いきなり3枚組LPで登場し素人同然のローテク/ローファイ・サウンドでロック・シーンに多大なインパクトを与えた。この2ndアルバムも初期衝動と呼ぶにはユル過ぎる演奏がジャンクアートの意味性の欠如を讃えている。脱力した豚のイラストはフェア兄弟の作。このアート感覚は以後のアルバムでも継承されている。豚の顔真似をする瑳里ちゃんのユルい表情に注目。

Half Japanese - Love Lasts Forever (Sometimes)





H.N.A.S. 『Melchior (Aufmarsch Der Schlampen)』
United Dairies - UD 018 (1986)

ドイツ生まれのクリストフ・ヒーマンを中心とするプロジェクト。H.N.A.S(ハーエンナーエス)とは、Hirsche Nicht Aufs Sofa(ソファの上に鹿はいない)の意味。ミュージックコンクレート、ノイズ、ドローン、アンビエント、エスノ、リチュアル、モンドといったフリンジ音楽をごった煮にしたサウンドは、ナース・ウィズ・ウーンド、ニュー・ブロッケイダーズ、オルガナム、P16.D4といった変態音響派と同質である。彼らのジャケットには謎の生き物のイラストが登場する。この嘴のあるムーミンもどきを筆者は鳥人間だと信じてる。一目見てカワイイと喜んだ瑳里ちゃんの目つきがそっくり。

H.N.A.S - Im Sommer gibt's nix zu essen





Bananarians 『Boner』
Telegraph Records - TG-007 (1982)

カメラマンの地引雄一が設立した80年代インディーズ・レーベルの名門、テレグラフからデビューしたニューウェイヴ・バンド、バナナリアンズの唯一の作品。後にネオアコ・バンドQujilaを結成する杉林恭雄が在籍し、レゲエやフォークの要素を持ったクールなポストパンクを聴かせる。H.N.A.Sの鳥人間に対抗する犬人間イラスト。クールな瑳里ちゃんの流し目はジャケットだけで音楽性を悟った様子、さすがである。

バナナリアンズ Bananarians - 砂の頭 (Telegraph, 1982)


ニューシングル
『STRANGE AEON』
今日からリリイベ



NECRONOMIDOL
「A NEW BLACK DAWN」

2018.1.11(thu) 渋谷Milkyway
op19:00/st19:30
前売¥2500+1D 当日¥3000+1D

出演:NECRONOMIDOL

ネクロ魔新年単独公演。「あなたが決めるセトリGP」としてファンが選曲したセットリストを募集して、一番投票の多かったセトリでライヴを行うという趣向。60分の選曲作業は一回限りのDJプレイとは異なり、何度も吟味できるだけに頭を悩ますが、曲とタイトルが一致しない筆者にとってはネクロ魔の曲のよさを再確認するいい機会だった。投票で選ばれたセトリはほぼMCなしで暗黒系のドゥーム・ナンバーが12曲続く選曲。USツアー後激しさを増す現場に於いて、久々に落ち着いてステージを味わえるまったり感がありがたい。初披露された新曲2曲はラウドなメタル系ナンバーで、今後のライヴの盛り上がりが楽しみ。





予選で落ちた筆者のセトリ
1. SE
2. TAMAM SHUD
3. SARNATH
4. HEXENNACHT

-MC 1
メンバー自己紹介
新年の抱負・目標など

5. PSYCHOPOMP
6. KERES THANATOIO
7. R′LYEH
8. ABHOTH
9. STRANGE AEONS

-MC 2
ニューシングルについて
その他告知等

10. ICHOR
11. DAWNSLAYER

-MC 3(ひとこと)残り2曲、全力で昇天しよう!

12. MIDNIGHT DOMINATOR
13. 童歌
END
コメント
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