A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【女子バンNOW】Vol.1:Berry『POPTUNE』〜ラモーンズ聴いて浴衣を着てたアノ娘の歌

2016年08月06日 01時57分36秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


今日から東京アイドルフェスティバル(TIF)2016がスタート、300組を超えるアイドルが日本各地から集合し、のべ10万人を超えるアイドルヲタ(予想)と三日間に亘る熱演を繰り広げる、と言われても素知らぬ顔で聞き流すことが出来るのも、オレにはアノ娘がいるからOKというリア充みたいな余裕なんかでは決してない。むしその反対で、オレほどアイドルが好き過ぎる非リア♂がTIFに参戦したりした日には、あの♀もこの♀もと張り切り過ぎて炎天下の中歩き回ってその挙げ句、熱中症と日焼けと疲労と金欠で、二度と常世に戻れなくなる危険があると判断しての自発的ドクターストップで自主規制したというのが本当のところかもしれない。

そこで朝からニコ生(有料のためSky Stageのみ)で青空をバックに謳い踊るアイドルSUNと、現場ではじゃーじゃーうるさいに違いないヲタ連中の居並ぶ後頭部と掲げた両腕の揺れる様子を眺めていたら、オレが何故その現場に居ないのか不思議な感じがしてならず、オレと謂う存在の耐えられない軽さに絶望的な気分になったというのは真っ赤な嘘。みんな可愛くて一生懸命なのは確かだが、モニター画面で見ていると流石に飽きる。ちょっと気分を変えて、最近ご無沙汰の女子バンド最前線を探求してみたところ、アイドルに負けず熱くなる素敵な女子との再会と出会いがあった。「女子バンNOW〜今聴きに行くべき女子バンド」連載第1回は神戸のロックン愛ドル。

●Berry『POPTUNE』


ex. THE MILKEES(ザ・ミルキィズ)のギターボーカルBerry(ベリー)の初ソロアルバム!脳内POP WORLD全開のガールズギターポップ!

オレがドルヲタ化したのは2013年というのがオレ史の定説だが、その7年前にオレが萌え心を燃やしていたのが神戸の三人組(時々四人)ザ・ミルキィズ。ライヴでもらった「幸せのミルキー」は10年経った今も食べずに机の奥にしまってある(USO)。3枚のアルバムをリリースしたあと惜しまれながら2011年に活動休止。その後暫く忘れていたが、今年になってギターボーカルのBerry(ベリ)が突然ソロとして帰って来た。

【MV】 Berry - すりーこーど


『POPTUNE』というタイトルそのままの甘くて弾けるバブルガムポップはミルキィズ時代と寸分変わっていない。"憧れのロックンロールは 誰にも秘密の地下室で へたくそなギター鳴り響くの でも気分はサイコウ! Happy Music!"と歌われる「ロックンロール」に彼女の気持ちが籠められている。"あたし錆び付いたギターを抱えていま歌うの"(すりーこーど)ーーー新しい景色を見たくてオレの世界に帰って来たベリに会いに行かなくては。

【Trailer】 Berry - POPTUNE

公式サイトBerry Pop


●THE MILKEES『THE MILKEES BEST』(LP)


神戸が生んだ奇跡のダブルシスターズバンドTHE MILKEES (ザ・ミルキィズ)のベスト盤がアナログLPで2016.8.24限定リリース!

ベリとの再会に萌えるオレの心に薄々気がついていたのか、何と本家のミルキィズのアナログ盤が登場する。元カノとはいえ喧嘩別れした訳ではないので、ジックリ舐めるように聴き尽くして甘い思い出に溺れたい。そういう意味ではベスト盤ではなくオリジナルアルバム3枚そのままアナログ化を望みたかったが、それは将来自宅用レコードプレス機が開発された時のお楽しみにとっておこう。ジャケット裏面がどうなっているのか気になって今夜も眠れない。可愛いポートレートでありますように。

【Trailer】 THE MILKEES - THE MILKEES BEST (LP)

また可愛いバンド発見!ミルキィズ!(2006.5.3)
ミルキィズを観てきたよ(2006.12.15)
サザナミ・レーベル事務所訪問(2007.11.15)
萌えロック~The Milkees「Lover Soul」(2007.11.26)
The Milkeesレコ発@新宿JAM 2008.2.3(sun)
可愛いビート~The Milkees「Lovelever」(2010.8.19)

ベリちゃんの
握手&チェキ会
よろしくね

<LIVE SCHEDULE>
2016年8月13日(土)@新宿JAM
Sazanami Label presents “Berry 『POPTUNE』” release party! 東京編
18:30open / 19:00start 前売り2,000円 / 当日2,500円
◆BAND
Berry (ex. THE MILKEES, ex. ザ・喫茶店, THE BUNNIES)
THE LET’S GO’s
テツコ
THE PATS PATS
That’s a NO NO!
◆DJ
TONG(チェリータイムス)

2016年8月14日(日)@下北沢BASEMENT BAR
チェリータイムスpresents SUMMERTiME FUN!#02 〜Berry『POPTUNE』release party! 東京編2〜
OPEN18:30 START 19:00
前売¥2,000-/当日¥2,500-(共に+1D)
◆BAND
Berry & the apple notes(大阪)
THE STEPHANIES
渡来宏明
クックヨシザワ(ミートザホープス)
◆DJ
The Hoorays
カマチガク(ゴーグルエース)
◆Food
TONG(グリーンカレー)
◆Shop
浅草 染の安坊(手ぬぐい)

2016年8月21日(日)@大阪難波mele
「ハニィポップ」
16:00open / 17:00start2,000円
◆BAND
Berry & the apple notes
THE ZIP
GIRLS GO-YLE
FRUITSinJELLY
(※ゲスト演奏あるかも♡)
◆DJ
Rumi
417
◆SHOP
apple popple(古着)
aether(古着・雑貨)
caracal210(アクセサリー)
ゆびさきめいど(アクセサリー)
NICO POP(グッズ)

2016年9月10日(土)@神戸108
「MORE HOT ROCKS #69~収穫祭~」
18:00open / 18:30start 2,000円
◆BAND
アサオカ01&A.ランチ
Ortenzio
シンムラテツヤ(あすなろう)
ブギーパンツ
Berry & the apple notes
◆DJ&M1C
OBBA
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サンヘドリン(灰野敬二+ナスノミツル+吉田達也)feat. 坂田明@渋谷LUSH 2016.8.3(wed)

2016年08月05日 08時51分20秒 | 灰野敬二さんのこと


「Red Lights of Sanhedrin」
Sanhedrin featuring Akira Sakata

■Open 19:00 / Start 19:30 
■Adv 3000 / Door 3500 (+1D)
LIVE
Sanhedrin :
灰野敬二 (g)
ナスノミツル (b)
吉田達也 (ds)
featuring : 坂田明 (sax)



7月3日フルートのMiyaをフィーチャーした「Blue Lights of Sanhedrion(サンヘドリンの青い光)」に続く「サンヘドリンの赤い光」はサックスの坂田明をフィーチャーし、渋谷LUSHで開催された。「灰野氏は歪(ひず)みなしで演奏」と告知された『青』の真逆が『赤』なのかと短絡的に考えるのは早計だが、メンバーぞれぞれ何度も共演する坂田の激烈なプレイを思えば当たらずとも遠からずといったところか。
サンヘドリン(灰野敬二+ナスノミツル+吉田達也)feat. Miya@新宿Pit Inn 2016.7.3 (sun)



椅子席がちょうど埋まる動員。前回のピットインで見た顔もチラホラ、共演したMiyaの姿も。ちょうど期待感が高まる中、メンバーが登場してライヴがスタート。緊張感のある弱音の重なりが徐々に高まり、極点に達する前に鎮静する。その度に風景が変化し四人は次のルートで極点を目指す。何故かずっと昔学校で習ったスコットとアムンゼンの極点への競争を思い出した。アムンゼンのように極点に一番乗り出来たかどうかは判然としないが、スコットのような悲劇にならなかったことは幸いであった。もしかすると観客の中に、パフォーマンスに圧倒されて幽体離脱して涅槃に遊んだ者がいるかもしれない。セットが終って正気に戻ってみたら、50分強のライヴ中、ほの暗い照明は殆ど変化はしなかった。にもかかわらず色鮮やかな幻影を見せたのは四つの音色の多彩さの業(わざ)だろう。



第2部は照明を更に落とし、ひたすら音だけに集中する。坂田と吉田のデュオが、瞬時にして灰野とナズノのデュオにチェンジするスリリングな瞬間の連続。音量合戦に陥ること無く、四人で織り上げたストーリーは、山あり谷ありの冒険譚胆となり、To Be Continued(続きは次回へ)の大河ドラマの様相を呈した。と言うことはサンヘドリンの冒険はまだまだ終らないと解釈し、心の中で小さなガッツポーズを決めても許されるだろう。そう信じて夢見る希望を見いだした渋谷の真っ赤な夜だった。

サンヘドリン(灰野敬二/ナスノミツル/吉田達也)@GOODMAN #1 


耳を澄まして聴いたテニスコーツとのコラボの三日後にパワー全開の灰野のライヴを観て、音の強靭さは音量と無関係であることを改めて実感した。

サンヘドリン
坂田が赤で
Miyaが青

次回at渋谷LUSH
10月28日(金) 渋谷LUSH
不失者 Fushitsusha

■Open 19:00 / Start 19:30 
■Adv 3500 / Door 4000 (+1D)
LIVE
不失者 Fushitsusha :
灰野敬二 (vo, g)
森重靖宗 (b)
Ryosuke Kiyasu (ds)


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【新譜ジャーナル】『Psychopomp(サイコポンプ)』注目のニューカマー、ジャパニーズ・ブレックファスト

2016年08月04日 01時54分35秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


●とびきりキュートなアジアン・USインディー・ガール! 大注目のニューカマー、ジャパニーズ・ブレックファストが世界デビュー!
●最高ポップな『サイコポンプ』に世界中がドキュン♥
●レーベルメイトの今大注目のSSW、Mitskiとツアーも!

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フィラデルフィアのインディロックバンド、リトル・ビッグ・リーグの紅一点フロントウーマン、ミシェル・ザウナーによるソロ・プロジェクトであるジャパニーズ・ブレックファスト。優良シンガー・ソングライターを多く輩出している米レーベル<Dead Oceans>から最高にポップで甘酸っぱいアルバム『サイコポンプ』をリリース!
既にアメリカでは3月に発売され、各メディアで軒並み高評価を獲得。双子デュオのTegan and Saraを始めとするアーティストからの支持も高く、今世界中のインディー音楽ファンの間で話題のアーティストでありレーベルメイトのMitskiのツアーオープニング・アクトにも大抜擢! 今まさに目が離せない注目株!

そんなアルバムの中から「Jane Cum」のミュージックビデオが公開された。アルバムの中で1番ドラマチックだというこの曲「ダークで魔女的なものを作りたかった」という彼女の理想そのまま、幻想的なビデオとなっている。リードシングルの「In Heaven」と併せて必見です!

Japanese Breakfast - Jane Cum (Official Video)


Japanese Breakfast - In Heaven (OFFICIAL VIDEO)


アルバム・ジャケットの女性である、亡き母を思い作られたという今作は、暗いテーマながらも溢れでるメロディはキラキラと輝き、ロマンチックでセンチメンタル。その背景を知ったうえで向き合うと、甘酸っぱいノスタルジアが琴線に触れて仕方がない。 Mitskiと共に敢行されるツアーは既に売り切れ続出とのこと。アジアン・ハーフ2人のこれからを見逃せない!



■リリース情報
アーティスト:Japanese Breakfast(ジャパニーズ・ブレックファスト)
タイトル:Psychopomp(サイコポンプ)

海外発売日: 2016/8/19(金)
レーベル:Dead Oceans / Hostess

<トラックリスト>
1. In Heaven
2. The Woman That Loves You
3. Rugged Country
4. Everybody Wants To Love You
5. Psychopomp
6. Jane Cum
7. Heft
8. Moon on the Bath
9. Triple 7

■バイオグラフィー
フィラデルフィア出身のミシェル・ザウナーによるソロ・プロジェクトであるジャパニーズ・ブレックファスト。エモーショルな声と可愛らしいルックスで歌い上げるポップ・ソングはロマンチックでセンチメンタル。3月にインディレーベル<Yellow K>より、デビューアルバム『サイコポンプ』をリリースするやいなやインディ・キッズの間で評判となり、ピッチフォークやNPRなど数々の音楽メディアからも称賛を受けた。8月には<Dead Oceans>より同作『サイコポンプ』を全世界にリリース予定。

サイコポンプ
ネクロ魔クロニンファ
最高POMP

日本のサイコポンプ代表はモチの論でネクロ魔です!


NECRONOMIDOL - Psychopomp
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【私のノイズ中毒症】ハーシュノイズとは?マクロニンファ/ブライター・デス・ナウ

2016年08月03日 01時43分35秒 | 素晴らしき変態音楽


21世紀になって突然ノイズ中毒症になった。きっかけは仕事で訪れたノルウェーで遭遇したレコードセールで、プログレ/ユーロロックのレア盤に交じってWHITHOUSEのLPに(日本円で)五桁の高値がついていたことである。80年代吉祥寺の輸入レコード屋の3枚で1000円コーナーでよく見かけたレコードが何故?と思ったのが記憶に残り、その昔レコメン/アヴァンギャルド/アングラ系が好きだった一方、あまり熱心に聞かなかったインダストリアル/ノイズ系のレコードを探し始めたのである。ヤフオクで検索すると、雑誌『マーキームーン』に載っていたイタリアのノイジシャンMB(マウリッツォ・ビアンキ)のレコードが数万円で落札されていた。他にも80年代オリジナルのレコードはどれもプレミアがつき有名どころのスロッビング・グリッスルも原価の2倍。高いから面白い訳ではないが、未知の世界に足と踏み入れざるを得ないのが地下音楽愛好家の宿命である。

ディスクユニオンのノイズ/アヴァンギャルドセールに早朝から並んで、開店と同時に我れ先とダッシュしてレコードを奪い合う修羅場が主戦場になった。同時にヤフオクやeBayでの落札競争にも参戦、五桁のレコードを何枚も落札した。休日は明大前モダーンミュージック、渋谷クララレコード、西新宿ロスアプソン、同じく西新宿NEdsといったマニアックなレコード店をはしごした。代々木のデンザツショップでは新しいノイズアーティストのことも知った。東欧や北欧や南米にノイジシャンが多いのに興味を持った。その頃人気があったSNSのMy Spaceで国内外のノイズ愛好家や演奏家と繋がり、音源を交換したり、数量限定のCDRを購入したりした。

ノイズ専門誌『電子雑音』が招聘したWHITEHOUSEやGENOCIDE ORGAN、SUDDEN INFANTなどの来日公演を観たり、メルツバウやインキャパシタンツ、ASTRO、PAIN JERKなどのジャパノイズのライヴにも通った。ヘア・スタイリスティックスが好きで、中原昌也本人から直接CDRを購入していたこともあった。震災の後にメルツバウにハマったが、いくらレコードやCDを買ってもきりがなく、コンプリートにはほど遠いことに気がついた時点で、蒐集家としての限界を実感し、集めることを諦めてしまった。最近は聴くことは少なくなったが、時折ターンテーブル(CDトレイ)に乗せてみて、ハーシュノイズの音圧に脳髄が痺れる快感に悶えるのも束の間、家人からの苦情で即座にスイッチオフされてしまう不幸の星の下に、沈殿してゆくノイズ哉。

●MACRONYMPHA - "PITTSBURGH, PENNSYLVANIA" (1995 / Praxis Dr. Bearmann ‎– TH-08)
(¥2400/2003.12.24/吉祥寺Disk Union)


ジョセフ・レーマーとロジャー・ステラのふたりからなる90年代ハーシュノイズの先駆者のひとつ。自らの出身地をタイトルにした本作は、1995年に地元でレコーディングされた。脅迫的なハーシュ(耳障りな)ノイズが耳を圧する内容と、首つりや髑髏の写真をあしらったアートワークは、怖い音楽=ノイズの最右翼。最初聴いたときに夢でうなされて以来殆ど針を落としていない。

●BRIGHTER DEATH NOW - MAY ALL BE DEAD (1998 / Cold Meat Industry ‎– CMI.67)
($27.78 ¥3354/2003.6.26/eBay)


<今こそもっと明るい死を>は、レコードレーベル「コールド・ミート・インダストリー」を主宰するスウェーデン生まれのロジャー・カーマニックのソロ・プロジェクト。ハーシュノイズとパワーエレクトロニックの両方を備え、重工かつ白昼夢のような冷涼な感触のサウンドを持つ北欧の叙情派ノイジシャン。

現代ノイズ進化論14・ハーシュノイズ特集 #1


アイドルは
人間関係が
ハーシュノイズ(by 宇川直弘)


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テニスコーツ+灰野敬二@吉祥寺キチム 2016.7.31 (sun)

2016年08月02日 00時01分29秒 | 灰野敬二さんのこと


テニスコーツ展

7月31日(日)
12:00-17:00 / 19:30- ライブ w/ 灰野敬二
予約2,500円(+1drink)/ 当日3,000円(+1drink)

去年は、植野隆司が生まれて初めて絵の展示というものをキチムでやらせてもらい、それをきっかけにその後も、大阪や札幌、京都で展示を行いました。
どの展示でも、期間中はその場所に滞在し、各地のミュージシャンと一緒に演奏をし、濃い交流もしました。そんなことをやってると非常に疲れるんだけど、やり甲斐はあるし、普段のライブともまた違う何かを自分にもたらしてくれる充実した内容でした。

で、今年ですが、ついにテニスコーツとしての展示です。前回の植野展示のときに始めた、さやの「しろいものや」は現在もキチムにて続行中。今回はどんな展開を見せるのでしょうか?

で、テニスコーツ展、とは?
と深く考える間もなく、演奏はやはりやりたいということで、ライヴもやります(て、そっちがメインじゃないのか?)。この1年で深い影響を受けた人達を中心に誘わせてもらいました。お誘いしておいて今からとても緊張しています。
(斜体はテニスコーツ展公式サイトより。以下同)
テニスコーツ展



キチムは数年前ダイエット中に何度か通ったヴィーガンレストランのあるビルの地下に位置するギャラリーカフェ。古い教室のような古道具や古着や似合う素朴な作りはテニスコーツの素朴な遊び心によく似合う。床や壁や天井に二人の手になるユニークな絵画やオブジェが飾ってあり、テニスコーツの世界に浸ることが出来る、心温まる展示会。8月7日まで開催中。



次なる冒険は、灰野敬二さんです。音楽性が全然違うじゃないか、一緒に演奏なんてできるのか?って思う方もいるかもしれませんが、おそらくできます。
灰野さんの音楽は、泣いていて怒っていて、優しい女神から、一転して、男性になる。喜怒哀楽、よりもっと細かい、繊細ということでしょうか、分かんない。
実は前に一度、一楽さんの企画でテニスコーツは一緒に演奏しています。その時は、灰野さんが色んな驚きの連続な合わせ方をしてくれて、楽しさと感動がありました。もちろん、今回同じようにくるわけはありませんが。



灰野敬二+テニスコーツ/Doraptron(ドラびでお+伊東篤宏)@青山 月観ル君想フ 2012.9.2 (sun)

4年前に青山月見ルで両者の響宴ライヴを観た。アコースティック楽器のみの演奏に合わせて、ヴォリューム1でエレキギターを鳴らした灰野の演奏は未だに心に焼き付いている。前回は1時間弱の1ステージだったが、今回は4〜50分のコラボが2セット。ロングセットでどのようなプレイが繰り広げられるのか。キチムは立見が出るほどの大盛況。つい先日公開された植野による灰野敬二ギター・インタビューが一部で大きな話題になったことも追い風に。ポリゴノーラとダラブッカ、タンバリンといったパーカッションとシュルティボックス以外はギター演奏。

植野もアコギ一本で、主にさやの歌の伴奏に徹する。第1セットは即興中心で、さやの歌と二つのギターが不思議なハーモニーを創り出した。第2セットは短めの曲を三人で解体・再構成・再生させる演奏で、テニスコーツの核にある優しさと自由と表現の三つ巴が、灰野という干渉者の存在により、鎖から解き放たれて四方に波動を送るエナジーとパワーに満ちたステージ。灰野の朗々とした詠唱や、植野のスポンテニアスなアコギ、篭から逃げた小鳥のように裸足で客席へ駆け出すさやの奔放さ、キチムが優しさと自由さの始発駅に思える特別の時間を過ごした。



お逃げなさい
小鳥の夢は
適うから

OFF STRINGS:5 ゲスト 灰野敬二

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【JazzTokyo#220更新】生活向上委員会/原田依幸/ペーター・ブロッツマン/ドン・モイエ

2016年08月01日 01時48分42秒 | 素晴らしき変態音楽


ジャズ/即興音楽/前衛音楽の情報サイト『JazzTokyo Jazz and Far Beyond』最新号#220が更新されました。



『原田依幸 with モンドリアン・アレオパディティカ・ストリング・カルテット / 1983』




『BRÖTZMANN / PARKER / DRAKE – SONG SENTIMENTALE』


いいんかい
生活向上
ドンモイエ


特集 『生活向上委員会2016+ドン・モイエ』

Life is Live vol50 SPECIAL - Famoudou Don Moye - by Miron (Апозиция 2013)
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