早起きして、ただいま午前5時半です。
気温はマイナス5度で曇り空。
きょうの天気予報によると、曇り時々雪で吹雪くとか…
春が行ったり、来たりしております…
そんな昨今、テレビドラマが次々終了してしまい、録画していたドラマが無くなった。
そんなことで、ずいぶん前に録画していた映画を次々鑑賞中だ。
昨夜は表記「フラガール」だ。
2006年の日本映画で、舞台は1965(昭和40)年の福島県いわき市の常磐炭鉱だ。
大規模なリストラが行われた炭鉱を舞台に、常磐ハワイアンセンターが誕生し、成功するまでを描く映画。
おぢはこれまで何遍も拝見した実話が元の作品だ。
当時、キネマ旬報の1位になった傑作でもあります。
昭和40年代といえば、エネルギーは石炭だった。
これが石油に代わっていく時代でもあった。
当時、札幌の中学生だったおぢは、冬ともなれば街を歩けば、鼻の中はもとより顔中ススだらけだった。
そう、多くの家庭も、大きなビルも、石炭ストーブ、石油ボイラーを焚くもんだからスモッグが大発生、街は日中でも暗くどんよりした。
そこにスパイクタイヤの粉塵が加わって、ゲホゲホ呼吸器疾患が起きる時代だった。
当時は高校の近くにある三角山でもスキーをする時代で、そこから見ると、札幌の市街地は黒く厚いスモッグに覆われ、「なんだこれ状態」だった。
このころから、徐々に石炭から灯油ストーブになってくる時代でした。
エネルギーが、石炭から石油へとシフトする時代の映画を楽しく拝見した。
そして、福島県に今度は1973(昭和48)年、あの「福島第一原発」が完成し稼働を始める。
首都圏へ電力を供給するための施設だ。
そこから38年時を経た2011年3月11日、東日本大震災と世界を震撼させる原発事故が福島県を中心に起きる。
そんなこんな、映画は楽しく拝見したけど、国のエネルギー政策に翻弄され続ける福島県民に思いをはせたのだった。
幕末は会津藩の悲劇もあったしなぁ~
…などとあれこれ考えさせられる映画、フラガールでした。
先生役の松雪泰子さんを筆頭にフラダンスはど素人。
これが猛特訓を経て見せるラストのフラダンスは圧巻だ。
主演の蒼井優さんがなんとも素敵なので、見てない方はぜひご覧あれ。
お勧めですぞ!
そんなことで、きょうは突然ではありますが、「ガンバレ福島県民!!」と応援したくなったニセコのおぢだった…
まことに唐突でスマンね!!