いやはや驚いたね。
なんとまぁ、高校野球は駒大苫小牧がベスト4に進出でござる。
これで、まかり間違って優勝でもしようもんなら、道民こぞって驚天動地に茫然自失、それでもって、あ然呆然じゃ。
えらいこっちゃね。
去年、高校野球ファンの旧友Sが自宅を新築した。
新築祝いに贈った置時計には、こんなプレートをつけた。
「真紅の大優勝旗が津軽海峡を初めて渡った2004年、新築祝い」
我ながらグッドアイデア!!
安物の置時計でもSは大感激。
「おおっ、あっぱれなお祝いじゃ」と自画自賛しておった。
道内高校が優勝するなんて、「この先100年は考えられん」、と思ったからね。
底に貼り付けたこのプレート、「こりゃ一生もんの記念」のはずだった…
これが2年連続となると、どうにも色あせる。
「今年もなんかよこせ!!」と言われかねん。
まいったね。
同僚と話しておったが、今年も優勝だと、地元・苫小牧もえらいことになる。
中でも去年、がっぽり寄付した皆々様じゃ。
金満家のみなさん、そんときはこう思ったに違いない。
「こんなこと、オレが生きてる間は二度とない。ここでブワッと寄付せんで、いつするの!!」
そんで、去年は大盤振る舞い、有り金はたいて寄付したね。
たぶん。
で、もしかすると今年もだ。
ここでケチったら、男がすたる。
まぁ、前年寄付した額を下回ることは出来んわなぁ。
嬉しいやら、困ったやら、駒大苫小牧OBやらご支援の各団体はえらいことになっておる、はずじゃ。
北海道はそんなこんなの大騒ぎ。
「試される大地」なんぞと言われ、なんか気分のよろしくなかった道産子も、元気いっぱいじゃ。
実は「悲喜こもごも」だけどね。