おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

寅さん

2005年08月23日 | Weblog

道内在住の作家、北山幸太郎氏と酒席でちょいとばかりお話する機会があった。
「こんなブログやってるんですけど…そのうち週刊○○に書けたらいんだけど…」と、小生意気なこと言っちゃったね、恥を知らないもんで、おぢは…。
で、「何かお勧めの本はないかいな」と尋ねたら、「渥美清 わがフーテン人生」と中野翠さんの作品をお薦めいただいた。

中野翠さんの作品は、本屋にごちゃまんとあった。
でも、渥美清さんはとうとう見当たらず。
ネット検索すると「渥美清…」は、東京の紀伊国屋書店にござった。
定価1200円。
日ごろは週刊誌とビッグコミック、ビッグコミック・オリジナルのマンガにうつつを抜かすしょうもないおぢゆえ、1200円は、う~ん買いにくい。
そこで古書店を検索すると、牛久沼 銀河書房にあったね。
送料込みで810円なり、3日ほどで届いた。
ちゃんと初版本、便利だねぇ、ネット社会って。

ネット社会の恩恵を最も受けるのは、実は寝たきりぢぢ、ババだ。
田舎でも便利。
居ながらにして欲しいものが手に入っちゃうからね。
ニセコで寝たきりぢぢぃになったなら、ネットで買い物三昧いたす所存。

東京は葛飾柴又の寅さん記念館に行ったのは、旧友Tの奥さんの葬儀のあとだった。
Tには言えんけど。
良いねぇ、あの下町情緒。
寅さんファンには堪えられん。

で、くだんの「渥美清 わがフーテン人生」じゃ。
渥美清さん、いやはや、とんでもない遊び人でしたね。
おぢも遊んだつもりではいたけれど、渥美さんにはかなわない。
通っておったのは「女郎屋」。
いまでいえばソープにフーゾク。
ほとんど毎日行っておったという。

そんで渥美さん、結婚したのは41歳。
お相手は25歳、それまでのお付き合いが10年以上というから、13歳か14歳からのお付き合い。
これ、もう犯罪、いまどきは…。
おまけにハジキ(拳銃)を持っておったり、テキヤもやっておったそうな。
「映画・寅さん」の原点はそこらへんにあったんだったね。

そんなこんなだけど「寅さん新作」は、残念だけどもう見るこたぁできゃしない。
御用とお急ぎでない方は「東京は葛飾柴又の寅さん記念館」で、懐か~しぃ気分になるのがよろしい。