TVドラマ「熟年離婚」が面白い。
っと思うのは、おぢがこの歳まで独り身だからだろうか。
ところが、世間のおやじの方は「えっ、何、これ、そうなの?」でびびっておると聞く。
一方、熟年妻は「まさに実感」とばかり食い入るようにみておるとか。
よく判らんけど…
おぢが感じた今夜の番組のハイライトはこうだ。
渡哲也扮する離婚された退職親父が、英会話教師のおねーちゃんと食事に行くと、前妻が職場の男性上司と同じレストランで鉢合わせする。
前妻の上司は「一緒に食事を」と勧めるが、退職親父の渡哲也とおねーちゃんは帰っちゃう。
これが欧米映画ならこうはならんね。
だって、すでに元夫婦、したがって互いに別の相手と一緒に食事するのは、至極当然。
元夫婦が「互いに別のカップル同士で楽しく食事」ってのは、とってもいいと思うけどね。
この場面、退職親父が前妻への未練たっぷりで「なんだかねぇ」と思っちゃう。
だけど、これ「ニッポン男子」の現実。
ようするに男がめっぽう女々しい。
まぁ元々男は女々しいことになっておる。
おぢは自分を振り返ってみても「女々なぁ~」っと思うもんね。
それでも最後は渡哲也が「これからは、それぞれの道を歩いていこう」かなんか言っちゃって、ちょいと吹っ切れてたんで、まぁいっか、でござった。
団塊の世代と呼ばれるおぢよりちょいと年上の世代は、家庭生活では旧来スタイル。
外ではちょいワルおやじだったりしておるけど、料理も洗濯も掃除もできゃしない。
つまりは、まったく自立しておらんのがこの世代。
ひとりでは生きてはいけない「単なるタコスケ」。
そのくせ、えばっておる。
ところがいまどきは、女性も家に「家事してくれる主婦が欲しいわ」時代。
このギャップ、あまりに大きい。
家庭を奥さん任せにしておいて「仕事、仕事」で逃げておったご同輩の皆々様。
もうそろそろ定年後の「自分と夫婦あり方」について考えておかんと、拙いと思う。
糟糠の妻?は「離婚届をいつ出そうか」しっかり考えてるかもね…