おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

暗いニッポンに突入して10年

2009年02月21日 | Weblog

今朝7時の気温はマイナス5度。
吹雪いています。
きょうは、大荒れの一日となりそうです。

我が家のあたりはあまり風がないところですが、畑などの農地周辺は吹きっさらしで、あちこち吹き溜まりが出来て、大変なことになってるかも。
大丈夫かなぁ…

倶知安町ではきょうから恒例の冬の大イベント「雪トピアフェスティバル」。
あすまで、なんだかんだとさまざまな催しですけど、この吹雪きでどうなりますことか。
チョー人気イベントの「激走!水面滑走トライアル」は、明日午後2時から中央公園。

雪の斜面をスキーやボードで滑り降り、水面を滑走して対岸に着いたらOK。
でも着かないんだなぁ、これが。
で、この寒空にブールに沈没なのじゃ。
見に来てねぇ~

さて、
きのうの日経平均株価は、7416円にまで下落。
昨年10月のバブル後最安値、7162円まであと約250円なり、なのじゃ。
TOPIXに至っては、バブル後最安値を割り込んで、25年ぶりの水準に落ち込んでしまったのじゃ。
トホホじゃねぇ。

ここんと株価は、ずーっと嫌ぁな感じで下げてます。
ダダダーン!!と男性的な下げで、いわゆるセリングクライマックスならよいけれど、いまはその反対で、女性的な下げとでも申せましょうか。
男性的、女性的っていう表現には、いまどきはいささか問題ありってことで、ゴメンなさい、ですけど。

とにかく、「ガガガガ、ダダダーン、ダーン!!」っていうような強烈な下げじゃないわけです。
ずるずる、ずるずる、下げてます。
ストリップなら、パンツずるずる下げるのは、ドキドキしていいかも知らんけど…
株価のずるずるは困りますです。

どうにも下値のメドが見えてきません。
日経平均が、一気に7000円割れてきたら、ソッコー買いに行こうってお方もいるじゃろけど、出来高は増えてないし、ずるずるだし…

この嫌な感じ、なんだろかねぇ。
はっきり申しまして、政治の動きも大きく関わっておるじゃえろねぇ。
政権交代など、あれこれの事情も織り込んでおるじゃろし。

かつては自民党の政調会長までした国民新党の亀井静香氏は、今日のテレビでこうのたまっておった。
「いまの与党自民党の経済政策は、2階、3階から目薬さすようなもんだ」
言いえて妙じゃねぇ。

今回の中川財務金融担当大臣の記者会見は、全世界に配信され、すっかり世界の笑いものになりました。
ニッポン政府の管理能力が、国際的に疑問視されてしまう事態です。
おかげで円安になってもおかしくない。

経済閣僚に日銀総裁、財務省官僚がこぞってへべれけ会見すれば、あっという間に「チョー円安」!!
おかげでメデタシ、メデタシって話もあるそうな。
笑えない笑い話でござります。

さきほどTBSで自殺の話をしておった。
拓銀が破たんしたあの97年がそもそもの始まりでござった。
それまで年間2万人台だった自殺者は、翌年から一気に3万人台へ。

そして今日に至るまで、ニッポン国の自殺者は年間3万人台をキープしたままなのじゃ。
前にも書きましたけど、交通事故による死者が年間1万人を超えていたころ、この国では「交通戦争」と呼んでいました。
しかし、年間3万人の自殺者がでていても、いまは誰も「戦争」とは呼びません。
おかしな国になってしまいました。

「一億総中流」と呼ばれ、中流世帯の多くが豊かで幸せな生活をしていたのは、ついこの間まで。
それが、年間3万人の自殺大国になりました。
こんな自殺大国、世界のどこを探しても見当たりません。

極めて異常な国に成り下がりました。
この国の、ありとあらゆるシステムが、もう時代に合わないのではありませんかね。
少しの大金持ちと大多数の貧乏人じゃぁ、まずいんでないかい。
もう一度、中産階級が復活し、豊かで安全な国になって欲しいなぁ、と思う吹雪の朝のおぢなのでござる。