おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

30年の独裁は、終わったけど…

2011年02月13日 | Weblog

久々に雪の朝でござります。20センチほども積もりましたでしょうか。気温はマイナス3度ほどでござる。温かなのじゃ。体調良好なら、スキーに行くところでござるけど、今朝はイマイチ。おととい夜の呑みすぎが、まだ響いておりまする。もっとも、昨夜も少しですけど、呑んじゃったし…

呑べぇってのは、どうにもこうにも、しょうもない生き物だわ。それにしても、あの程度のお酒の量で、朝まで残ってるってのは、やっぱ歳ってことですかね。あんまり感じたことなかったけど、「還暦目前」をしみじみ実感いたしましたです。

さて、30年も続いたエジプトの独裁政治が、終わりましたです。ムバラク大統領がとうとう辞任表明したそうな。一番困っておるのは、アメリカでござろう。民主主義の国とはいっても、実際には自国に都合の良い独裁国は、しっかり支援してきたんだもんねぇ。

ま、我がニッポン国だって、石油を運ぶ生命線に位置するエジプトが、イスラム勢力に加担することになれば、一大事でござる。独裁政権が終焉したから、メデタシ、メデタシ、というわけでもござりませぬ。中東情勢は、ますますややこしいことになっておる。

エジプト国民も、いまは30年の独裁政権が終わって、涙がちょちょ切れるほど嬉しかろうが、そうは問屋が卸すのか? 我がニッポン国だって、ほぼ戦後ずーっと続いてきた事実上の自民党独裁政権が終わって、ばら色の新政権が出来ると思っておったら、あの体たらくなのじゃ。

どもこもならん大バカ政権のあとに、箸にも棒にもかからんチョーおバカ政権が出来るなんて、想像だにしておりませなんだ。エジプトだって、国民の皆々さまこぞって、うるうる感激しておるけれど、どんなアジャパー政権が出来るかわかりませぬ。もっともアメリカはCIAなんかが暗躍し、あれこれ画策しておるけれど、先行きどんな政権になるのか、わけわからん。

政権次第では、ニッポンのエネルギー事情、まことに危ういことになる。そこで、我がニッポン国は、スマートグリッドやら、風力、水力、その他あれやこれやの電力資源の開発が急務なのに、なんとも世界に比べて動きが鈍いことになっておる。

お隣のニセコ町では、ここが凄い。なんでも、「緑の分権改革」というのを進めておるそうな。ミニ水力発電の実証実験をしてみたり、あれやこれや推進しておる。聞くところによると、ニセコ町にある王子製紙所有の発電所の電力は、東北電力などを経由して、東京駅前の「新丸ビル」に提供されておるそうな。しかもこの収入が年間7億円にも上るというのじゃ。

電力の生産はこれまでのような電力会社の専売特許でなくなる時代が来るのでござる。地域資本が電力を生産し、本州に売ったり、儲けたり、地域で使ったりする時代だそうだ。なにせ東京都でさえ、風力発電、太陽熱発電に力を入れはじめておるそうな。イギリスでも原発の時代は終わって、風力などへシフトしておるそうな。

水エネルギー、雪エネルギー、地熱などなど、ご当地にはあれやこれやの自然エネルギーがごっちゃりありまする。ここはエジプト情勢の不安をきっかけに、「自然エネルギー開発」へ一気にシフトするのもいいかもじゃ。…と思うけど、政府の動きはたいそう鈍い。どもこもならんね。石油が来なくなるかもわからん危機というのに、何とかせんかい、二千回なのじゃ、プンプン!!