激しい雨音で目が覚めました。午前6時の気温はプラス2度。雨がジャンジャン降っておる。
きのうのマイナス10度から一転して、プラスの気温だもなぁ。しかもきょうは雷を含めて大荒れだそうな。
なんとまぁ、変わりやすい天気でビックリでござる。これでぱふぱふパウダーはしばらく見送りでござる。行けばよかったか、残念!!
おぢとハニーさん、きのうは朝から小樽へ買い出しに行っておりました。いつものように、朝食用の魚を1か月分買うためでござる。
平日の新南樽市場は空いておって、買い物しやすい。さっと約1万円分を購入いたしました。
で、ついでといってはロングドライブなのですが、札幌へ。目的の第一は、映画「黄金を抱いて飛べ」を観るためでござる。
ほぼ同世代の井筒和幸監督、いつも週刊現代「今週の映画監督」というコーナーで、他人の作品をぼろくそに書いておって、たいそう小気味よい。だけど、「あんたはどうなのよ?」と思っておったです。
そしたら、ご尊敬申し上げる小林信彦さんが、週刊文春「本音を申せば」で2週にわたってこの「黄金を抱いて飛べ」を取り上げておったので、あわてて観に行ったわけ。
日本の喜劇人から俳優、映画、アイドルに至るまで、まことに造詣の深い小林信彦さんが褒めておる作品、「観に行かないでどうする!!」ってこと。
金塊を盗もうという映画、古くはイタリア映画の「黄金の七人」なんて、まことに痛快な映画は、おぢが中学生の時でしたか。ロッサナ・ポデスタという、やたらに色っぽい俳優さん出ておったりで、たいそう面白く、股間も熱くしたりでたいしたいがったのじゃ。
今回の映画は、そんな楽しい、色っぽいお話ではない。北朝鮮のスパイやら、ダブルスパイに左翼集団に、チンピラグループまで絡んで、なんだか凄いことになっておる。
そんなことなもんだから、パッチギでもそうでしたけど、殴り合いなんか、たいそうごっついことになっておる。女性向き映画ではありませんね。
もっとも、東方神起のチャンミンさんとかいう、イケメンが出ておって、なかなかいい味出しておったですから女性ファンも観ておるか?
作品は、今年の映画賞を総なめにする勢いがありました。主演の妻夫木さんもたいしたいがったのですが、浅野忠臣さんのトラック運転手の役が絶品。ありゃ新境地を開いたね。
それに最近は、平清盛で弁慶やったり、NHKドラマ「はつ恋」に出演したりで注目の俳優、青木崇高さんも、熱演でござった。
脚本もよくできておって、映画賞を結構いただくことになるであろう、「ハードボイルドなドロボー映画」でござった。
井筒監督の最高傑作と申しておきましょう。