三宅島でガイドをしているお2人(Kさん&Kさん)が、ツアーをリクエストしてくれました。
大島よりもさらに短い周期で噴火をしている三宅島。
大島にはあるけれども三宅島にないと思われるものを中心に、見てもらおうと計画しました。
そのうちのひとつが、パホイホイ溶岩と呼ばれる表面が滑らかな岩。縄模様も残っています。
お2人も「パホイホイ見たい~。」とおっしゃっていました。
しかし、山はまだ雪に覆われています。

パホイホイ、見られるのでしょうか~?
あら~。

やっぱり雪かぶってます・・・。
でも、じっくり探せば、きっとどこか雪が溶けているはず・・・。
ここは、何とかわかる程度に溶けていました。

良かった!
まだ誰も歩いていない雪の上を、他の縄模様を探して歩きました。
そして、見つけました!

なかなか立派な縄模様です。
太陽、偉い!
ゴツゴツ、ガラガラの「アア溶岩」

三宅島にはいっぱいあると思っていたら、こんなふうに側面を下から見あげる場所はないそうです。なるほど。
これ以外にも、三宅島と大島の様々な違いを語りあいながら歩きました。
その中で印象に残ったのが以下の3つです。
その1
オオバヤシャブシの成長が全然違う!(大島はとても背丈が低い)

三宅島では5年で人の背丈の2倍ぐらいの大きさになり、ヤシャブシだらけの場所もあるとのこと。一方、大島の荒れ地に沢山生えているニオイウツギは、あまり多くないそうです。ニオイウツギは火山ガスに弱く、ヤシャブシは強い、という違いがあるのでしょうか??
また、三宅島ではハチジョウイヌツゲも、こんなに高い木にはならないし、どちらかというとヒサカキの方が多いそうです。

なんで大島のイヌツゲたちは、こういう暮らしぶりなのでしょう?
その2
三宅島では蓑虫を見たことがない!
(これも火山ガスの影響でしょうか??それとも・・・??)

蛇も小型のもの(ヒバカリ)が一種類だけいるそうですが、Kさんは幼体しか見たことがないそうです。
その3
三宅島には川はないが、わき水は所々にあり、水の苦労は大島ほどではなかったようです。
今までは「若い火山島だから表面の水はけが良く、水が少ない」のかと思っていましたが、実際はそんなに単純ではないようです。
三宅島にはカタと呼ばれる細かい粒子の火山灰層が固まって水をため、それを人が利用してきたそう。だから三宅島には池があり、野鳥の楽園でもあるのですね。
もしかしたら三宅島と大島では火山灰の細かさも違うのかもしれないし、過去の1回1回の噴火の様子で、水の豊かさは違うのかもしれません。いつかちゃんと調べてみたい・・・。
さて、三宅島と大島の違いに大いに興味を引かれたのと同時に、お2人の楽しい発想にも、何度も「!」と思いました。特にワタクシ的にヒットだったのは・・・
その1
この景色を見たときの「かわいい!ペンギンがいっぱいいるみたい!!」の一言。

そう言われて見ると・・・確かにペンギンがいっぱいいるようにも思えてきました(笑)。
その2
この景色を見たときの「うわ~、ピザみたい!溶岩がチーズで・・・」の一言。

ううむ・・・確かに丸いからピザかも!
でも何日かかっても食べ切れなさそうですが(笑)
その3
大島からは台形に見える神津島が「三宅島からはクジラの形に見えるんですよ。」という一言。

クジラ型の島・・・なんか可愛いです!
元気なお2人は、こんな行動も・・・。

具合が悪くて倒れている訳ではありません。フカフカの雪の感触を楽しんでいます!
最後に「これはスゴイ!」と思った景色を3つ、選んでみました。
その1
モクモク立ち上る噴気と、ジワジワ近づいてくるグレーの雲が、なんとも渋~い風景を作っていました!

その2
歩ける範囲で一番高い「剣が峰」は、雪に埋もれてしまいました!

コース両脇に張り巡らされたロープも雪の中(笑)
その3
半分雪に埋もれたススキの斜面が、ツヤツヤ光っていました!

綺麗でした~。
おまけ。
いただいたハートチョコで、火口を飾ってみました。

三原山さん、いつもありがとう!
・・・ということで、とても楽しい1日でした。
ダブルKさん、ありがとうございました!
ちなみに、彼女たちの活動するお店はこちらです。
http://www.miyakejima.com/mahana/index.html
三宅島を訪ねる機会があったら、ぜひツアーに参加してみてください。
素敵な感性のガイドさん達なので、ぜったい楽しいと思います~。
(カナ)
(カナ)
大島よりもさらに短い周期で噴火をしている三宅島。
大島にはあるけれども三宅島にないと思われるものを中心に、見てもらおうと計画しました。
そのうちのひとつが、パホイホイ溶岩と呼ばれる表面が滑らかな岩。縄模様も残っています。
お2人も「パホイホイ見たい~。」とおっしゃっていました。
しかし、山はまだ雪に覆われています。

パホイホイ、見られるのでしょうか~?
あら~。

やっぱり雪かぶってます・・・。
でも、じっくり探せば、きっとどこか雪が溶けているはず・・・。
ここは、何とかわかる程度に溶けていました。

良かった!
まだ誰も歩いていない雪の上を、他の縄模様を探して歩きました。
そして、見つけました!

なかなか立派な縄模様です。
太陽、偉い!
ゴツゴツ、ガラガラの「アア溶岩」

三宅島にはいっぱいあると思っていたら、こんなふうに側面を下から見あげる場所はないそうです。なるほど。
これ以外にも、三宅島と大島の様々な違いを語りあいながら歩きました。
その中で印象に残ったのが以下の3つです。
その1
オオバヤシャブシの成長が全然違う!(大島はとても背丈が低い)

三宅島では5年で人の背丈の2倍ぐらいの大きさになり、ヤシャブシだらけの場所もあるとのこと。一方、大島の荒れ地に沢山生えているニオイウツギは、あまり多くないそうです。ニオイウツギは火山ガスに弱く、ヤシャブシは強い、という違いがあるのでしょうか??
また、三宅島ではハチジョウイヌツゲも、こんなに高い木にはならないし、どちらかというとヒサカキの方が多いそうです。

なんで大島のイヌツゲたちは、こういう暮らしぶりなのでしょう?
その2
三宅島では蓑虫を見たことがない!
(これも火山ガスの影響でしょうか??それとも・・・??)

蛇も小型のもの(ヒバカリ)が一種類だけいるそうですが、Kさんは幼体しか見たことがないそうです。
その3
三宅島には川はないが、わき水は所々にあり、水の苦労は大島ほどではなかったようです。
今までは「若い火山島だから表面の水はけが良く、水が少ない」のかと思っていましたが、実際はそんなに単純ではないようです。
三宅島にはカタと呼ばれる細かい粒子の火山灰層が固まって水をため、それを人が利用してきたそう。だから三宅島には池があり、野鳥の楽園でもあるのですね。
もしかしたら三宅島と大島では火山灰の細かさも違うのかもしれないし、過去の1回1回の噴火の様子で、水の豊かさは違うのかもしれません。いつかちゃんと調べてみたい・・・。
さて、三宅島と大島の違いに大いに興味を引かれたのと同時に、お2人の楽しい発想にも、何度も「!」と思いました。特にワタクシ的にヒットだったのは・・・
その1
この景色を見たときの「かわいい!ペンギンがいっぱいいるみたい!!」の一言。

そう言われて見ると・・・確かにペンギンがいっぱいいるようにも思えてきました(笑)。
その2
この景色を見たときの「うわ~、ピザみたい!溶岩がチーズで・・・」の一言。

ううむ・・・確かに丸いからピザかも!
でも何日かかっても食べ切れなさそうですが(笑)
その3
大島からは台形に見える神津島が「三宅島からはクジラの形に見えるんですよ。」という一言。

クジラ型の島・・・なんか可愛いです!
元気なお2人は、こんな行動も・・・。

具合が悪くて倒れている訳ではありません。フカフカの雪の感触を楽しんでいます!
最後に「これはスゴイ!」と思った景色を3つ、選んでみました。
その1
モクモク立ち上る噴気と、ジワジワ近づいてくるグレーの雲が、なんとも渋~い風景を作っていました!

その2
歩ける範囲で一番高い「剣が峰」は、雪に埋もれてしまいました!

コース両脇に張り巡らされたロープも雪の中(笑)
その3
半分雪に埋もれたススキの斜面が、ツヤツヤ光っていました!

綺麗でした~。
おまけ。
いただいたハートチョコで、火口を飾ってみました。

三原山さん、いつもありがとう!
・・・ということで、とても楽しい1日でした。
ダブルKさん、ありがとうございました!
ちなみに、彼女たちの活動するお店はこちらです。
http://www.miyakejima.com/mahana/index.html
三宅島を訪ねる機会があったら、ぜひツアーに参加してみてください。
素敵な感性のガイドさん達なので、ぜったい楽しいと思います~。
(カナ)
(カナ)