グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

第1回!フィールド勉強会

2017年12月01日 | 火山・ジオパーク
今日は伊豆大島ジオガイドの会の
第1回!フィールド勉強会でした。

今年度のガイドの会のテーマは
「アウトプットの機会を増やし、ガイド力を向上させる!」

という事で、まずはガイド同士でアウトプット
…というかあーだこーだ言いあって、ベースになる正確な知識を共有し、
疑問を解決していこう、とはじめました。


第1回、お天気でよかった!


山頂口展望台では、まず一番お客様と接しガイドしているGLOBALの西谷が、
こんな風にやってるよ、と実演。


島や山の成り立ちに、早速各方向からアウトプットが!
全然進まない(笑)
でもいいのです。今回は時間に制約を設けず、
出しまくっていけるところまで行こう、という事ですから。

カルデラ壁をおりたころにはすでに30分以上たっていたような気がします


特にカルデラの中、入ってひだりに三原山を作った「安永の大噴火」の時にできた溶岩地帯をじっくり歩き回りました。


Nさん、資料も作ってきてくれて、張りきってガイドしてくれました。

溶岩ローブ、テュムラス、と新しい用語も出てきて、
ティラミスみたいとか大騒ぎ。


「熔岩の表面に生じた緩やかな盛り上がりまたは低い円頂丘のこと」byコトバンク
一部のガイドのとあるパフォーマンス?!にも使われるこの溶岩が、典型的なテュムラスだそうで、
このようにパカっと割れて、中のトロトロ溶岩が流れ出すことも多いようです。
溶岩の気持ちになってアテレコしたり、盛り上がりました。

専門用語は説明なしに使ってしまうと知らない人をシャットダウンしてしまうけど、
うまく使えば便利で楽しいツールだと思いました。

これもテュムラス?小さい穴が開いているのを発見しました。

あちこちに落ちている溶岩トンネルの壁のような欠片を、
Nさんが「溶岩トンネル」の破片の可能性もあるけどその限りではない
と言ってた意味、今写真を見返してわかった!
なるほどこういうのが崩れても似たような破片になりそう。

溶岩の口見つけた!
アシタバの葉っぱの舌が見えます。


ジグソーパズル遊びができるね


たっぷり時間をかけて安永のパホイホイ溶岩地帯を抜けた後は、
おなじみの1986年の噴火で流れた溶岩流の先端で、
当時を知るガイドの会メンバーに、お話ししてもらいました。

情景が目の前に浮かぶようでした。

とにかく書ききれない豊富なネタとあふれる笑いの、最高に楽しい時間でした。
こんな人たちがガイドする大島は絶対楽しいはず!
しかし4時間かけて、カルデラの中から登ることすらできませんでした笑
これからもフィールド勉強会はまだまだ続きます(あい)
コメント
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