ちょっと前の話ですが、昨年12月、生物部の合宿で来島していた中学生(高校生かも?)が見つけたクモの巣らしきものが気になり、5日後の12月23日に、改めて観察に行ってきました。
場所は、島の北東部にある「笠松」という海岸です。
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ゴツゴツした溶岩の壁に、いくつもの丸い穴が空いていました。
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アップにするとこんな感じ。穴の周囲にクモの糸が。
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穴の大きさは1〜5mmぐらい。
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こんなオシャレな仕上がりのものも、ありました!
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巣穴の周りをススキの茎で触ったら、粘りのある糸がくっついてきました。
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好奇心に勝てず、そのままさらに周囲を探ってみたら、
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筒状の巣が出てきましたが、クモの姿はありませんでした。
周囲を調べたら、3m×7mぐらいの範囲に20個以上の巣穴が見つかりました。
波打ち際に近いところも調べましたが、ここには巣穴はありませんでした。
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(波がかかる場所にはいないかも?😅)
帰宅して調べてみたら、クモは「ヤチグモ」の仲間のようでした。
多くのクモは、幼い時にバルーニング(糸を風に乗せて飛行して分散する)を行うのに対し、ヤチグモの仲間は歩いて移動して分散していくため、地理的変異が多く、新種が見つかることも多いとか…。(日本には107種のヤチグモがいるのだそう)
伊豆大島では、この海岸(笠松)にしかいないのでしょうか?
何しろ伊豆大島は、全て噴火でできている島なので、似た環境はたくさんあります。
「きっと意識していないから、見過ごしているだけで他にもいるはず。いつか調べに行こう!」と思っていました。
で、今日、ここへ行ってきました。
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海岸そばの噴火で積もった丘、「赤禿」です。
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クモが巣穴を作るのに便利そうな(?)、小さな穴はたくさんあるのですが
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クモの巣は、なかなか見つかりません💦
「ないなぁ〜」と思いながら、諦めずに探したところ…
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「あった〜!!」
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大小様々、4〜5個の巣穴が見つかりました!!
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さらにオマケで、こんな生きものも!
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溶岩の隙間にピッタリ張り付いたまま、微動だにしないナナフシ!
夜は葉の上に乗って食事をしていることが多いナナフシですが、昼間はこんな場所にいるのですね(驚)
ところでヤチグモは、真冬も活動するという冬型の生活史をもつ種が多いのだそうです。
今回は会えませんでしたが、いつか巣穴から出てきたヤチグモに会いたいです。
注意して観察したいと思います😊
(かな)
場所は、島の北東部にある「笠松」という海岸です。
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ゴツゴツした溶岩の壁に、いくつもの丸い穴が空いていました。
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アップにするとこんな感じ。穴の周囲にクモの糸が。
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穴の大きさは1〜5mmぐらい。
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こんなオシャレな仕上がりのものも、ありました!
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巣穴の周りをススキの茎で触ったら、粘りのある糸がくっついてきました。
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好奇心に勝てず、そのままさらに周囲を探ってみたら、
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筒状の巣が出てきましたが、クモの姿はありませんでした。
周囲を調べたら、3m×7mぐらいの範囲に20個以上の巣穴が見つかりました。
波打ち際に近いところも調べましたが、ここには巣穴はありませんでした。
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(波がかかる場所にはいないかも?😅)
帰宅して調べてみたら、クモは「ヤチグモ」の仲間のようでした。
多くのクモは、幼い時にバルーニング(糸を風に乗せて飛行して分散する)を行うのに対し、ヤチグモの仲間は歩いて移動して分散していくため、地理的変異が多く、新種が見つかることも多いとか…。(日本には107種のヤチグモがいるのだそう)
伊豆大島では、この海岸(笠松)にしかいないのでしょうか?
何しろ伊豆大島は、全て噴火でできている島なので、似た環境はたくさんあります。
「きっと意識していないから、見過ごしているだけで他にもいるはず。いつか調べに行こう!」と思っていました。
で、今日、ここへ行ってきました。
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海岸そばの噴火で積もった丘、「赤禿」です。
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クモが巣穴を作るのに便利そうな(?)、小さな穴はたくさんあるのですが
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クモの巣は、なかなか見つかりません💦
「ないなぁ〜」と思いながら、諦めずに探したところ…
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「あった〜!!」
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大小様々、4〜5個の巣穴が見つかりました!!
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さらにオマケで、こんな生きものも!
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溶岩の隙間にピッタリ張り付いたまま、微動だにしないナナフシ!
夜は葉の上に乗って食事をしていることが多いナナフシですが、昼間はこんな場所にいるのですね(驚)
ところでヤチグモは、真冬も活動するという冬型の生活史をもつ種が多いのだそうです。
今回は会えませんでしたが、いつか巣穴から出てきたヤチグモに会いたいです。
注意して観察したいと思います😊
(かな)