グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

表砂漠が紹介されるかも?

2025年01月28日 | ツアー
3日前の土曜日は、とある広報誌の取材でいらしたお二人と、三原山に登ってきました。

雲が多かったけれど、午後から晴れてくる予報だったし、お二人とも晴れ男らしかったので、まぁ大丈夫でしょうということで、最初の予定どうり三原山に行くことになりました。

カメラマンの方は、生きもの全般に詳しくて、固有種の多い伊豆大島の植物の名前を、どんどん口にされるので驚きました。
歩き始めてすぐの、この景色の中にも”鳥の巣”を発見。

私は今まで、同じところを何度も歩いていますが、全然気がつきませんでした〜😅

いつも、反対側の景色にばかり注目していたからかも(^^;;

伊豆大島らしい溶岩の風景の中で遊びながら、山を登っていくと、

なんと、雲が動いてきて我々を取り囲みはじめました。(火口と富士山の風景を撮影する予定だったのに〜!)

このまま火口一周しても絵になる写真が撮れない可能性があったので、せめて霧に霞む溶岩の造形を撮ってもらおうと…

このコースへ!

何か素敵な岩が見つかっていると良いのですけれど…。

噴気もモクモク出ていたのですが、霧と一緒になって見分けるのが難し〜😅

でも「この中から噴気を見つけてください」っていうクイズに使えるかも??🤣

この日は北東の風だったので、風下にあたる表砂漠は視界が開けるのではないかと期待して、三原山西側の斜面を降りました。

表砂漠は、裏砂漠ほどの面積はないけれど、視界に人工物が何もない中を歩くことができる魅力的な場所です。

今までほとんど紹介されたことがないので、これが表砂漠のメディアデビューの貴重な機会になるかもしれません😌

久しぶりに「岩を割った強靭な植物の根」にも挨拶。

いつも大雨の後だけ水がたまる「幻の池」では、乾燥した火山灰が、紙のように固まって剥がれたのでビックリしました。

まるで日焼けしすぎた皮膚が剥がれるみたいですねぇ。

😅

カメラマンの方は、風が作ったフラットな火山灰斜面を、しきりに「綺麗だ!」とおっしゃっていて

私も、とても共感しました💕

でも、そのすぐ先にキョンの死骸があって、ちょっと複雑な思いがしましたが…。

(キョンは増えすぎて、さまざまな問題を抱えている外来種なので💦)

山の取材の後は、海浜植物群落が、国の天然記念物に指定されている「笠松」へ。

火山噴火で出来た大地と並んで、溶岩と海と海岸植物が作る風景も、伊豆大島の魅力。

どんな風景が紹介されるのでしょうか?

実際には火口が霧で見えなかったり、風で一周できなかったりは良くあること。
それでも丁寧に周囲の生きものや風景を見ていくと、いつも結局、楽しい時間を過ごしています。

この時も、日本各地を旅して、山や自然を取材されているお二人の発見のおかげで、とても楽しい時間を過ごしました。(感謝)

紙面の完成が楽しみです!

(かな)
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