グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ミスジとミスジの物語

2019年06月28日 | 
梅雨の合間の晴れ日となった今日、
歩いていたら道の真ん中でオオミスジコウガイビルにあいました。
 
こんなサイズ
 
名前の通りスジが3つ入っています。
美しい!!と思うのは私だけでしょうか…?
…いやそんなことないはず!
リアルで見ると黄金色で、ほんとキレイなんですよ。
 
ミスジと言えば、大島にはミスジマイマイが本当にたーーーくさん棲息していますが、コウガイビルはカタツムリを食べるそうです。
ミスジとミスジの攻防戦!
 
写真は、左がミスジマイマイ、右がヒダリマキマイマイ。
先週偶然?一緒にいるところをとりました。
ちなみにヒダリマキマイマイは、ほぼ右巻きなカタツムリを食べるのに口の形や歯の形状が特化したマイマイカブリなどの捕食を免れることで、繁殖に成功したと言われています。
けれどもコウガイビルは、ハンマーヘッドを頭とすると喉っぽい部分の裏側にある口というか粘膜をぴろーっと広げて包んで、溶かす成分を出して吸収する捕食スタイルなので、コウガイビルの攻撃は免れられない!?でしょう。
 (ハンマーヘッド部分は頭ではなく、食べ物や交尾相手を探す感覚器官だそうです)
 
ところで最近ツアーでは、カタツムリは塩が苦手なのにどうやって大島にやって来たと思う??
という話をよくします。
3つのw(wave,wind,wing)のうち、赤ちゃんな小さい子が鳥の羽=wingに乗ってやってきた、という話は、ファンタジックな冒険物語のようで私は大好きなのですが、お客さんにもそう感じてもらえるようで盛り上がります笑
 
オオミスジコウガイビルはどうなんでしょうか。
日本にとっては外来種との事なので、大島に来たのも最近でしょうが。
鳥の羽より人間の荷物に紛れて船でやってきた可能性の方が高いかな??
 
そう、人間=humanも大いなる運び屋さんなんですよね〜
生き物が島に来る手段という意味では、3W1Hと言うのが正確な気がします。
…なんだか英語の授業で習ったような笑
 
どちらにせよ、数奇な運命で島にやってきた者たちの子孫の生きる姿に、日々楽しみと感動をもらいながら、私もまた島に生きてます(あい)
 
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