オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)は澄んだ青色が綺麗な花だ。暖かくなって、テントウムシやハナアブ、ミツバチも活動を始めたようで、鮮やかな青い花に集まってきていた。
ナズナ
2012-03-26 | 草花
別名をペンペングサともいうが、春の七草の一つのナズナ(薺)だ。名前の由来は、夏になると枯れるので“夏無(なつな)”ということでナズナとなったとか、撫でるほど可愛い花の意味で“撫菜(なでな)”になったとか、諸説があるようだ。2~3mmくらいしかない小さな地味な花だから、それほど可愛いとは言えないが、ホトケノザに負けじと直ぐ傍で並んで咲いていた。
道端や空き地で普通によく見掛けるホトケノザ(仏の座)がかなり咲いてきた。先月9日に載せた時には、まだ少しだけだったが、気温の上昇と共に一斉に咲き出したようだ。近寄ってよく見れば、雑草とはいえないほど面白い姿をしている綺麗で可愛いらしい花だ。
名古屋市西区の庄内川緑地で咲いていた冬桜だが、サンバガワフユザクラ(三波川冬桜)という品種らしい。例年ならもう少し早く咲くのだが、この冬桜も開花がかなり遅れているようだ。先週初めに撮った画像なので、花はもう終盤を迎えているだろう。
アセビ(馬酔木)の花だが、調べてみたら去年もほぼ同じ頃に載せていたので、そう遅くもないかと思っていたら、一昨年は2月に載せており、2年前に比べたら1ヶ月遅れになる。10日ほど前の猪高緑地自然観察会に参加した折にコンデジで撮った画像だ。
春分の日だというのに、今朝はまた急に冷え込んだ。開花が遅れていた梅がせっかく見頃を迎えたのに、この寒さでは花が傷んでしまうのではなかろうか。この梅は少し前に撮ったのでまだ蕾も見られるが、ほぼ1ヶ月振りに載せる花の画像になる。今年はいろんな花がかなり遅れているが、この寒波が過ぎれば暖かくなるのだろうか。
朝晩はまだ冷えるが、月日の過ぎるのは早いもので、寒かったこの冬も1週間後には春分の日を迎える。夕陽が沈むのも遅くなってきた。例年ならそろそろ桜の開花が話題になる頃なのに、今年はようやく梅が見頃になってきたところだ。季節がかなりずれ込んでいるから、桜はまだだいぶ先のようだ。
三寒四温のこの頃だが、天気予報ではまた寒の戻りがあるという。そろそろ北に帰ろうかと思っていた冬鳥たちはもう暫くこのあたりに滞在することになるのだろう。いつも夕方の散歩に行く河川敷には何種類もの野鳥が生息している。よく出会うのは、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、コガモ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワウ、ヒヨドリ、ムクドリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ヒバリ、スズメ、ハシブトガラスとハシボソガラス、ドバトやキジバトなど、ありふれた在来の野鳥ばかりだが、たまにカワセミやカワラヒワ、ユリカモメ、イソシギなどに出会うこともある。これだけでも23種類にもなる。そんな賑やかな河川敷だが、この日は天候があまり良くなかったせいか、出会ったのはカラスとコサギ、コガモ、カルガモ、それにムクドリなど数種類だけだった。偶然にもほんの一瞬だけではあったが、目の前をカワセミが横切って飛んでいったのも見掛けた。