昼間の気温が体温以上にもなる猛暑ばかりが毎日続いては、外に出掛ける気にもならないので、2週間ほど前の画像だが、もう暫くできるだけ涼しそうに見える花を載せておくことにする。
葉や花の姿はオカトラノオだと思う。設楽町の面の木湿地にあったので、もしかしたらヌマトラノオなのかもしれない。
茎と花だけで葉がないちょっと変わった形をした植物だが、これもランの仲間のツチアケビだ。緑色の葉がないので光合成をしないため、ナラタケと共生して養分を摂っている腐生ランだそうだ。秋にはアケビに似た赤い実を付ける。
草津市水性植物園「みずの森」からの帰りに、ちょうど近くを通ったので、三重県亀山市にある坂本棚田に立ち寄ってみた。標高320mから170mの南向き斜面に、“はしご田”と呼ばれる440枚の石積みの棚田が21ヘクタールに渡って拡がっているという。400年の歴史があり、明治時代初期に今のような棚田が形成されたそうだ。「日本の棚田百選」の一つに選ばれている。稲の緑が鮮やかだったが、ここでも休耕田がいくつか目に付いた。遠方に見える高架橋は、今年2月に亀山JCT~草津田上ICの約50kmが開通した新名神高速道路だ。