閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

段戸裏谷

2009-10-31 | 自然景観
月末とはいえまだ10月だから、例年なら紅葉にはまだ早いのだが、今年は1週間くらい早まっているらしいと聞いたので、設楽町の段戸裏谷に紅葉の様子を見に出掛けてみた。ここは通称「きららの森」と言い、愛知県内では比較的紅葉が早く訪れる山奥である。原生林が茂る“秘境”の筈であるが、段戸湖での釣り客も多く、テレビで紹介されてからは平日でも駐車場がいっぱいになるくらいらしい。ここには去年一昨年も来ているが、森林浴を兼ねた散策には絶好の場所だ。

久し振りに出掛けたために、カメラだけは持ってきたものの、予備の電池やメディアなどをを入れたバッグを忘れてきてしまったので、直ぐに電池切れになってしまい万事休す。それに、山奥の冷気に当たったせいか、風邪の調子が今イチで喉が痛くなってしまい、無念にもこの日は早々に引き上げることになってしまった次第。それでも短時間ながらも紅葉の匂いだけは嗅ぐことができた。








コメント

矢田川夕景 (2)

2009-10-30 | 自然景観
よく散歩に行く矢田川の河川敷の夕景は、時々載せる“定点観測”のようなものだが、いつも見慣れた風景でも、季節や天候によって、また、その時の気分によっても、まるで違った景色のように見える時がある。日が暮れるのが早くなると、行き交う自転車や歩行者の人影も足早に通り過ぎていくようだ。今の日没は5時頃だが、これから12月にかけて、夕陽が沈むのが次第に橋の左の方に移っていく。








コメント

矢田川夕景 (1)

2009-10-29 | 自然景観
不覚にも先週初めに風邪を引いてしまった。幸いにも高熱は出ず新型インフルではなかったようだが、1週間ほどは気力低迷で何処にも出掛けず、ずっと引き籠もりのままであったので、ついにブログネタが底を突いてしまった。2日続きの“更新なし”になってしまうので、暫く振りに近所の矢田川河川敷に散歩に行った時の夕陽を載せて、取り敢えず繋いでおくことにする。10月も残り僅かになって、日没がかなり早くなってきた。

あれから10日余りにもなるのに、まだ鼻声で風邪の状態が何となくすっきりしないが、今週中には完全に治さないと、閑人といえども来月の予定に支障が出そうだ。ぐずぐずしていれば肝心の紅葉時季に乗り遅れることになってしまう。








コメント (2)

アサギマダラ

2009-10-27 | 昆虫
毎年10月になると、尾張旭市の「森林公園」には多数のアサギマダラが飛来するが、どういう訳か、今年は殆ど見掛けなかった。見に行った時期がずれていただけかもしれないが、去年一昨年も、南の暖かい地域に渡っていく途中の無数のアサギマダラが、ヒヨドリバナの花に群がっていたのを見ている。これは2週間ほど前に、散歩の途中で僅か1頭だけ見付けた個体だが、翅にマーキングがされていた。これも、これから四国や九州を経て遙か台湾や東南アジアまで飛んで行くのだろうか。来春になれば、その子供がまた日本に渡ってくるはずだ。アサギマダラは、ヒヨドリバナなどに含まれる有毒成分を体内に取り込んで、野鳥などの外敵から身を守っているそうだ。長距離を飛ぶために備えている性質なのかもしれない。








コメント

ツマグロヒョウモン (♀)

2009-10-26 | 昆虫
ツマグロヒョウモンの雌は、前翅の表側の模様が雄よりも黒っぽくて大きく派手だ。幼虫は黒地に橙色の毒々しい模様をしていて棘もあるので、その名残のようにも思える。ツマグロヒョウモンは冬になると成虫は死んで、幼虫や蛹で越冬するらしい。











コメント

ツマグロヒョウモン (♂)

2009-10-25 | 昆虫
セイタカアワダチソウ吸蜜していた雄のツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)だ。雄と雌では前翅の模様が全く違うが、雄も雌も後翅の縁に帯状の黒い斑紋があることが名前の由来だという。元々は西日本の暖かい地方にいたタテハチョウの仲間だが、最近では日本のかなり北の方にも棲息しているそうだ。





コメント

イカリモンガ

2009-10-25 | 昆虫
翅の色が鮮やかな赤褐色をしていたので、タテハチョウの一種かと思って調べてみたら、イカリモンガ(碇紋蛾)という蛾のようだ。昼間に飛び交ってヒヨドリバナで吸蜜していたので、てっきり蝶の仲間だとばかり思っていた。そう言われてよく見れば、前翅にある大きな橙色の模様が船の碇に似ている。蛾ではあっても、性質はむしろ蝶と似ており、殆ど蝶と同じような行動をするらしい。


コメント

キチョウ

2009-10-24 | 昆虫
花を撮っている時に出合った蝶をいくつか載せておこう。絶滅危惧種に指定されているツマグロキチョウかとも思ったが、これはたぶん普通によく見られるキチョウ(黄蝶)だろう。蝶もよく似た仲間が多いし、雄と雌で模様が違うものもいて、名前の特定にはあまり自信がない。「森林公園」のヒヨドリバナで吸蜜していた。キチョウはこのまま成虫で越冬するそうだ。








コメント

ツワブキ

2009-10-23 | 草花
ツワブキ(艶蕗)も秋に薄暗い木陰で咲くキク科の花だ。丸く大きな葉の表面には艶があって、フキの葉に似ていることが名前の由来だそうだ。豊田市の松平郷園地では、ちょうど今、所々にかなりの数のツワブキが咲いている。








コメント

ミズギク

2009-10-22 | 草花
時々散歩に行く尾張旭市の「愛知県森林公園」で見掛けたミズギク(水菊)だ。名前のとおり、湿地で咲くキク科の花だそうだ。





コメント

セイタカアワダチソウ

2009-10-22 | 草花
昨日のアキノキリンソウのところで名前が出たのでついでに載せておくが、同じ仲間のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)だ。綺麗な花が咲くアキノキリンソウにしてみれば、イメージの良くないセイタカアワダチソウなんかと一緒にされたくないと思っているに違いない。


コメント

アキノキリンソウ

2009-10-21 | 草花
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)だと思う。名前もそうだが、秋を代表するようなキク科の花だ。けっこう上品な花を咲かせるが、アワダチソウ(泡立ち草)という別名があるように、嫌われ者の雑草の一つであるセイタカアワダチソウと同属の近縁種だ。





コメント

アキノタムラソウ

2009-10-21 | 草花
薄い青紫色の小さな花が咲いていたが、たぶんアキノタムラソウ(秋の田村草)だと思う。学名が「Salvia japonica」だそうで、まさに日本のサルビアということになろう。


コメント

オオニシキソウ

2009-10-20 | 草花
道端や空き地で咲いている雑草をもう一つ。たぶんオオニシキソウ(大錦草)だろうと思う。関取の四股名のような大きく立派な名前だが、草丈は低く花は1~2mmくらいしかない小さな雑草だ。よく似た仲間で庭に蔓延るコニシキソウ(小錦草)というのもあるが、いずれも北アメリカ原産の帰化植物だそうだ。これらの野草のネーミングは、大相撲の元小結・大錦とかハワイ出身の元大関・小錦とは全く関係がない筈だ(笑)・・・と思う。

ハナグモの一種だろうが、こんな小さな花にも虫が集まってくるようで、保護色をした小さな蜘蛛が獲物を狙ってじっと待っている。餌を捕獲できる確率は極めて低いように思うが、特にこれから寒くなる季節は、どんな動物も生きるために必死なようだ。





コメント

イヌトウバナ

2009-10-19 | 草花
2ヶ月前の8月17日に載せたトウバナともよく似ているが、去年の9月17日に載せたイヌトウバナやヤマトウバナに近いようにも思える。たぶんイヌトウバナ(犬塔花)でいいと思うが、名前は定かではない。花は数ミリしかない道端に咲く地味な花の雑草だ。





コメント