ウラナミアカシジミは以前にも見たことがあるが、上手く撮れなかったから、このブログでは初登場である。これも小幡緑地で見掛けた珍しい蝶だから、絶滅危惧種に指定している県が多い。昨日載せたアカシジミと同様、年1回しか羽化しないそうで、翅の色も橙色でそっくりだが、黒い縞模様が特徴的で綺麗だからよく目立つ。1頭しかいなかったから、3枚とも同じ個体だ。
ツバメシジミは時々見掛ける普通のシジミチョウだが、後翅の先にある尾状突起とその付け根にあるオレンジ色の斑点が特徴的だ。翅の表側は、♀は濃い褐色で♂は綺麗な青色だ。
豊田市の愛知県緑化センターのトウカエデの葉にいたトラフシミだが、葉に付いた小鳥の糞らしきものを舐めているように見えた。翅も傷んでおらず綺麗で、殆ど動かず暫くジッとしていたので、羽化してからそれほど時間が経っていなかったのかもしれない。年2回羽化するそうで、蛹で越冬する春型とそれから生まれた夏型では翅の色が違うようだ。翅を拡げてくれなかったが、翅の表側は綺麗な青色をしている。
コツバメ
2015-05-24 | 昆虫
春日井市の築水の森で出会ったコツバメだ。コツバメは蛹で越冬し春に年1回だけしか羽化しないシジミチョウの仲間で、いつも見掛けるありふれた蝶でないから、数が減っているのか、絶滅危惧種に指定している県もあるくらいだ。なかなか翅を拡げてくれないまま一瞬の隙に飛び去ってしまったから、表側の翅の色が画像で確認できなかったが、濃い青色をしている。
設楽町の面の木園地で咲いていた満開のズミの花にウスバシロチョウが来ていた。3頭ほどがいろんな花の蜜を求めて飛び回っていたが、何とか写真に納まってくれた可愛げのあったのは、この1頭のみだった。
ヒメウラナミジャノメは、翅の表側は♀も♂も褐色で地味だが、裏側の波状の縞模様と大きな蛇の目模様が特徴的で綺麗だ。蛇の目の数も表と裏では異なっているのが面白いが、この蛇の目模様で外敵から身を守るのだろう。
今まで何度も登場しているお馴染みのベニシジミだ。幼虫で越冬するというから、これは翅が痛んでないし、まだ羽化して間がないのだろう。春に見られるのはオレンジ色が鮮やかだが、夏から秋にかけて現れるのは茶褐色の部分が多くなり黒っぽくなってくる。
ツマグロヒョウモンの♂だと思う。ツマグロヒョウモンは元々は暖かい地方の蝶だから、春も遅い時期に現れると思っていたら、4月末なのにもういたから、今年は少し早いのだろうか。もっとも、蛹で越冬するそうだから、気温が上がってくれば、羽化しても不思議ではないのだろう。
昨日載せたツマキチョウと同じ場所に現れたスジグロシロチョウだ。スジグロシロチョウは、春の夏では翅の黒い筋模様に違いがあり、春型は筋が濃く夏型は薄いそうだ。雌雄は分からないが、時々、ツマキチョウと追い駆けあったりしながら、タンポポの花で吸蜜していた。
4月中旬に別の場所にいたスジグロシロチョウだが、直ぐに飛び去ってしまった。スモモと思われる花に来て吸蜜していた。
4月中旬に別の場所にいたスジグロシロチョウだが、直ぐに飛び去ってしまった。スモモと思われる花に来て吸蜜していた。
ツマキチョウは春に年1回しか羽化せず、直ぐ交尾して生まれた卵が育っても、夏から翌年の春までずっと蛹で過ごすというから、見られる時期は限られている。
葉の陰で休んでいたのか、それとも産卵しようとしていたのか定かでないが、その♀にアタックしようと♂が近づいた。しかし、♀に相手にされなかったようで、この後♂は退散していった。♀にうまくピントが合わなかったが、♀と♂が一緒にいる写真が上手く撮れなかったので、来年また再挑戦ということで載せておくことにする。
ツマキチョウの♂がスジグロシロチョウを♀と間違えたのか、それとも♂同士で縄張り争いしているのか分からないが、ツマキチョウとスジグロシロチョウが追い駆け合っていた。
葉の陰で休んでいたのか、それとも産卵しようとしていたのか定かでないが、その♀にアタックしようと♂が近づいた。しかし、♀に相手にされなかったようで、この後♂は退散していった。♀にうまくピントが合わなかったが、♀と♂が一緒にいる写真が上手く撮れなかったので、来年また再挑戦ということで載せておくことにする。
ツマキチョウの♂がスジグロシロチョウを♀と間違えたのか、それとも♂同士で縄張り争いしているのか分からないが、ツマキチョウとスジグロシロチョウが追い駆け合っていた。