3日前に載せたウラギンヒョウモンがいた公園の散策路脇の花壇の仕切り板の上に突然ヒオドシチョウが止まった。近寄ろうと動いたら直ぐに飛び去ってしまったので、画像はこの2枚しかない。ヒオドシチョウはキタテハの近縁種で、翅の裏側はルリタテハのように濃い褐色で地味だが、表側はオレンジ色が鮮やかな綺麗な蝶だ。年1回春ごろに孵化した幼虫は、食草(食樹)のエノキの葉を食べて育ち、今頃から初夏にかけて羽化した個体がそのまま成虫で越冬するという。ヒオドシチョウはこのブログでは過去にもたびたび載せたことがあるが、成虫が見られる期間はけっこう長いものの、年1回しか孵化しないから個体数は少なく、絶滅危惧種に指定している自治体は多い。



