閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

コアジサイ

2018-05-28 | 樹木・花木
いつも梅雨入り前くらいから咲き始まるコアジサイ。今年は見頃になるのが例年より少し早いような気がする。九州では梅雨入りした地域もあるそうだから、東海地方の梅雨入りも近いかもしれない。薄暗い場所で咲いていても、陽が射すと花はけっこう見栄えがするが、この日はあいにくの曇り空だった。














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コガクウツギ(2)

2018-05-26 | 樹木・花木
コガクウツギの花に部分的に陽が当たっていて、光が射しているところと影になったところとのコントラスが強調されているが、人の目には影になった部分も実際にはよく見えている。当たり前のことだが、デジカメ技術が急速に進んだとはいえ、まだ人間の目には追い付けない。







ちなみに、以下の2枚はたまたま同じ花をほぼ同じ位置から時間をおいて撮った画像だ。光が当たっていた花が日陰になり、背景に陽が射してきたら、イメージの全く違う画像になったので、ついでに載せておくことにする。





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コガクウツギ(1)

2018-05-25 | 樹木・花木
愛知県緑化センターのロックガーデン奥の散策路脇で咲いていたコガクウツギ。コガクウツギはアジサイの仲間で、東海地方以西の日蔭に多く自生しているという。花弁のように見える白い部分は萼に相当する装飾花だ。








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クロミノニシゴリ

2018-05-20 | 樹木・花木
愛知県緑化センターで咲いていたクロミノニシゴリだが、9年前の6月10日に載せた画像と同じ木だ。天候によっても違うのだろうが、写真で比べると、今年は9年前より花つきが悪いような気がする。シロシタホタルガの食樹だが、幼虫は見つからなかった。名前の如く、秋には黒い実が生る。











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ユリノキ

2018-05-19 | 樹木・花木
2週間ほど前の時機遅れの画像だが、愛知県森林公園でユリノキの花が咲いていた。かなり上の方だったから初めは気付かなかったが、ファインダー越しによく見たら、虫の食った跡なのか、動物の顔のように見える花があった。低い位置で咲いていたユリノキの花を5年前の6月14日に載せたが、モクレン科だから、花の内側はモクレンの花によく似ている。花の形がチューリップのようだからチューリップツリーとも言われているし、葉の形からハンテンボクという別名もある。良質の蜂蜜が採れる蜜源植物だそうだ。








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珍客来訪

2018-05-15 | 昆虫
一昨日の夜、テレビを見ていたらガラス窓の外で何かがバタバタと動いていた。室内の明かりに誘われて小さな蛾でも来たのだろうと思いながらよく見たら、何んとアカシジミだった。急いで外に出て手元のコンデジで証拠写真を撮ったのが以下の2枚。ストロボを点灯させたから明るく写っている。我が家の周辺には彼らが棲むようなカシ類の林はないのに、この辺りではあまり見かけないゼフィルスの一つであるアカシジミが、それも夜中に我が家を訪れるとは思わなかった。







昨日の朝、もういないだろうと外に出てみたら、前夜のアカシジミがまだ窓枠に留まっていた。まだ寝ていたのかもしれないが、暫くしたらいなくなっていたから、どこかに行く通りがかりに、たまたま我が家に立ち寄ったのだろう。珍しい蝶の思いがけない来訪だった。





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ヒメクロオトシブミ(2)

2018-05-14 | 昆虫
別の場所にいたヒメクロオトシブミ。ヒメクロオトシブミには脚が黒いタイプと2年前の5月に載せたことがある黄褐色のタイプがあり、これは黒色タイプのようだ。昨日載せたのは、葉裏にいたから分かりにくいが、たぶん黄褐色タイプだろう。








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ヒメクロオトシブミ(1)

2018-05-13 | 昆虫
首が短く丸い頭をしているから、たぶんヒメクロオトシブミだろう。幼虫の食草であるコナラの葉で揺籃を作り終えたところだった。体長が5mmほどしかないのに、完成した時の揺籃が上手く葉にぶら下がるように、あらかじめ太い葉脈だけを残し、器用に葉を切りながら巻いていく技を自然に身につけているから凄い。揺籃の中には卵が入っているはずで、孵化した幼虫は巣であった揺籃を食べて成長していくという。実に合理的な方法を知っているのには感心する。










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カメノコハムシ

2018-05-12 | 昆虫
近寄ったら直ぐに葉裏に隠れてしまい、背中の模様がよく観察できなかったが、食草のヤブムラサキの葉にいたから、たぶんイチモンジカメノコハムシではないかと思う。体長は7~8mmくらいだが、陣笠状ないしは亀の甲羅のような形の透明な薄いプラスチック片を纏った変わったハムシだ。ハムシは日本に600~800種近くいるというハムシ科の小さな甲虫で、漢字では文字どおり「葉虫」で、英語でも「leaf beetle」だそうだ。










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カラタネオガタマ

2018-05-11 | 樹木・花木
愛知県森林公園で咲いていたカラタネオガタマ。漢字では「唐種招霊」で、名前のとおり、中国原産のモクレン科オガタマノキ属の常緑樹だが、原産地の中国名は「含笑花」だそうで、全く違う漢字が使われている。植物の漢字名には、昔、日本独自の当て字で名付けられた植物がけっこうある。蕾が少し開いただけのような花は、そう言われれば、“含み笑い”をしているようにも見える。花の色はあまり綺麗ではないが、バナナに似たいい香りがする。日本に自生する同じ仲間のオガタマノキというのもあるが、カラタネオガタマよりはるかに高木になり、花は開いてやや大きく白い。








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サラサドウダン

2018-05-10 | 樹木・花木
ベニサラサドウダンともよく似ているが、これはサラサドウダンではないかと思う。先月21日に載せた白花のドウダンツツジは平地でみられるが、サラサドウダンは山に自生する種類だそうで、花の色だけでなく釣り鐘状の花の形もやや異なる。ドウダンツツジの仲間はどれも秋の紅葉が奇麗だ。最後の画像に写っている花に来ていた虫はクロマルハナバチのようだ。








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セイヨウイワナンテン

2018-05-09 | 樹木・花木
葉の様子からセイヨウイワナンテンだと思う。北アメリカ原産だからアメリカイワナンテンとも言うそうだが、ツツジ科の花らしく釣り鐘状の白い小さな花が薄暗い日陰で咲いていた。園芸用に品種改良されたいろんな種類があるようだ。葉の裏に止まってジッとしていたのは、名前は分からないが、カゲロウの仲間だろう。カゲロウは幼虫時代を長く水中で過ごし、羽化した後の成虫は子孫を残すためだけに生き、僅か1日以内くらいの寿命しかないそうだ。短命な生き物の代表のような昆虫だ。











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シャガの花にいたハナグモ

2018-05-07 | 蜘蛛
大型連休に合わせた訳ではないが、更新を暫く休んでしまった。先月末に撮った画像だからやや時機遅れではあるが、豊田市の松平郷で咲いていたシャガだ。ちょうど見頃だった花には、ハナグモらしき蜘蛛が獲物が来るのを気長に待っていた。








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