守山区の小幡緑地を歩いていたら、ベニシジミが道端の花で吸蜜していた。ベニシジミはあちこちでよく見かけるシジミチョウの仲間だ。食事に夢中で、近寄っても逃げようとしなかった。先月初めに撮った可愛げのある綺麗な蝶だ。
豊田市の愛知県緑化センターに行ったら、ハーブ園で巨大なアザミのような花が咲いていた。地中海沿岸地方原産のキク科チョウセンアザミ属の多年草で、アーティチョークと言うそうだ。和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)だそうで、まだ食べたことはないが、蕾を食用にするという。
昼間に花に来て翅を閉じて吸蜜するから蝶かと思ってしまうが、イカリモンガという蛾だ。幼虫はシダ類を食草にしている変わりもので、翅に橙色の碇のような模様があるのが名前の由来だ。2年前の12月3日にも載せたことがある。
今年は異常発生したのか、瀬戸市の海上の森では見掛けることが多かったテングチョウだ。鼻先が尖っているのが名前の由来で、これも翅を閉じていると地味な色の蝶だが、翅の表側にはオレンジ色の模様がある。止まっている時はめったに翅を拡げないようだ。