閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ニゲラ

2010-06-30 | 草花
花や実が面白い姿をしているニゲラ(Nigella)というヨーロッパ原産のキンポウゲ科のハーブの仲間だそうだ。和名はクロタネソウ(黒種子草)というそうだ。花期はもう終わっていたようで、殆どが実を付けていたが、花壇の脇に逃げ出した小さな株に残り花がいくつか咲いていた。花が終わって香りもないのか、この花には虫は全く見られなかった。

6月ももう今日で終わりだ。2010年も半分が過ぎたことになる。今年の梅雨はいつ頃明けるのだろうか。ここ数日は、まだ梅雨明け前なのに既に蒸し暑い日が続いているが、予報では今年の夏は暑いらしいから、もう直ぐまたあの暑い夏がやってくるだろう。








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オレガノ

2010-06-29 | 草花
ハーブの知識が全くないので、ここのハーブ園で咲いていた花は殆どが初めて聞く名前ばかりだが、オレガノ(Oregano)というネームプレートが出ていた。和名はハナハッカ(花薄荷)というそうだ。ヨーロッパではピザなどの料理の香辛料として使われているとか。日本だけでも何千種かもしくはそれ以上、世界に至っては何万種もの多種多様な植物があると思うが、その中でも、身近で目にするありふれた植物の名前すら覚えられず、殆どが“右から左”で忘れてしまうのに、ましてやカタカナの外国の植物まで覚えられる筈がない。それほど柔軟な頭はもう持ち合わせていない。





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イエローヤロウ

2010-06-28 | 草花
愛知県緑化センターのハーブ園にあったネームプレートには「イエローヤロウ」と書いてあった。和名ではキバナノコギリソウ(黄花鋸草)と言うそうだ。黄色の花が咲くヤロウということで、英語ではてっきりYellow Yarrowかと思ったら、英名は「Fernleaf Yarrow」だそうだ。“シダのような葉のヤロウ”という意味だろう。日本人は鋸のような葉と見ているのに、西洋人はシダのような葉と見ているのだから、例えとしている観点は違うものの、いずれも葉の形を元に命名しているのは共通しているようだ。それだけ花よりも葉に特徴があるということなのだろう。

花粉でも食べているのか、バッタの子供が花の上で行ったり来たりしていたが、近づいたら目が合って、「何してんだょ~!!」と言われているように暫く睨まれてしまった。キリギリスの仲間だろうか。体長は1cmあまりしかない小さな虫だが、レンズを通して仕草をじっと見ていると面白い動きをするものだ。こちらの様子を覗いながら、長い触角の手入れに余念がないようだった。











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ヤロウ

2010-06-27 | 草花
ネタ画像がなくなってきたので、梅雨の晴れ間に、例によってメタボ対策のウォーキングを兼ねて豊田市の愛知県緑化センターまで出掛けてみた。虫を探してハーブ園に寄って撮った花の一つがこのヤロウ(Yarrow)という花だ。アキレア(achillea)という別名があるようだが、どういう花か判らなかったのでネットで調べたら、和名はセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)と言うそうだ。葉の様子が鋸のようにギザギザしているということだろう。そういえば、去年の8月20日にもセイヨウノコギリソウを載せたことがあったのを思い出した。ヨーロッパ原産のキク科の花だというが、“ハーブ”というほどにはあまり強い香りがしなかったように思う。天候のせいもあったのか、花にはあまり虫が集まっていなかった。











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イワガラミ

2010-06-26 | 樹木・花木
アジサイの親戚のイワガラミ(岩絡み)だ。蔓性植物だから岩や木にしがみついて生えているが、高い木に巻き付いたイワガラミは10m以上にもなるそうだ。花の様子は線香花火のようで、装飾花の萼片が1枚だけというのが特徴的だが、花の周りを取り囲んで並んでいる白い装飾花が優雅で、何となくユーモラスにも見える。姿や形だけでも、植物は実に多様性に富んでいる生き物だと思う。10日ほど前に愛知県緑化センターで咲いていた。











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アジサイ

2010-06-25 | 樹木・花木
先週14日にも載せた我が家の庭で咲いているアジサイ(紫陽花)だが、雨の合間に撮った花をまた載せておくことにする。あれからもう10日も経つのに、花の色はまだ疎らで、なかなか鮮やかな青一色にならない。







偶然にもアジサイの傍にモンシロチョウが飛んできたので撮ったのだが、蝶は飛び方が予測できないから上手く撮れない。左上に小さくしか収まらず、これでは殆ど気付かないほどだ。




蟻は蝶に比べれば動きが遅いから撮りやすいのだが、それでも思い通りの位置には来てくれない。


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モモイロヒルザキツキミソウ

2010-06-24 | 草花
モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草)も北アメリカ原産の帰化植物で、観賞用に輸入したものが空き地などに次第に逸出して野生化したようだ。我が家の庭でも毎年花が咲くので、増えすぎると抜いているのだが、今年もまた何本か咲いている。去年の5月24日にヒルザキツキミソウとして載せたが、ネットで調べてみたら、モモイロヒルザキツキミソウと単なるヒルザキツキミソウの両方の名前が出ており、両者の詳しい区別がよく判らない。花の色がピンク色と白色で区別されているようだが、どちらもあまり違いがないように思う。我が庭で咲いているのは正確には果たしてどちらなのだろうかと思うが、花は白ではなく、咲き始めからずっとピンク色をしているので、長たらしい名前だが、ここではモモイロヒルザキツキミソウとしておいた。








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ヒメジョオン

2010-06-23 | 草花
雨続きで元気を盛り返したのか、ヒメジョオン(姫女苑)らしき花が庭でいくつか咲いている。花は今月初めの4日に載せたハルジオン(春紫苑)とそっくりなので区別し難いが、茎や葉、蕾の様子から、たぶんこれはヒメジョオンだろうと思っている。ヒメジョオンもハルジオンも北アメリカ原産の外来植物で、道端や空き地などでよく見かける雑草だが、外来生物法の規制対象になっている特定外来生物ではないものの、日本各地の至るところで増えてしまい、要注意外来生物の一つにリストアップされているようだ。








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ムラサキツユクサ

2010-06-22 | 草花
梅雨入りした途端に雨ばかりで、このところどうにも出不精になっているので、庭で咲いている花を載せておくことにする。ムラサキツユクサ(紫露草)も梅雨時に似合う花かもしれない。カメラのホワイトバランスの関係なのだろうか、または咲いている場所の環境なのか、アジサイとかムラサキツユクサの花は、青紫色の色合いが微妙に違っているように見える。








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キンロバイ

2010-06-21 | 樹木・花木
標高の高い岩場に自生するというキンロバイ(金露梅)だ。愛知県緑化センターに植えられていたものだが、花が梅に似ていることが名前の由来だそうだ。











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クレマチス

2010-06-20 | 樹木・花木
ネームプレートには確か「クレマチス」と書いてあったので間違いないと思うが、愛知県緑化センターで咲いていた。花は大輪で直径が15cmくらいの大きさだったと思う。クレマチスは、東南アジアや日本原産のカザグルマ(風車)と中国に自生するテッセン(鉄仙)を元に、ヨーロッパ産のクレマチスの原種などと交配して品種改良された園芸種だそうだ。花弁のような白い部分は花被片というそうだが、自生のカザグルマは花被片が8枚で、テッセンは6枚だという。このクレマチスには花被片が7枚のものがいくつかあったが、両方の交配種だからなのか、中途半端な7枚(?)という中間の枚数になったのかもしれない。










ちなみに、これは去年の秋に撮った花が終わった後のクレマチスの実だが、カザグルマの子孫だからなのか、確かに風車のような形をしている。


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キソケイ

2010-06-19 | 樹木・花木
先月末に豊田市の愛知県緑化センターで咲いていた花だが、ネームプレートには確か「キソケイ」(黄素馨)と書いてあったと思う。ネットで調べたら、よく似た花にオウバイモドキ(黄梅擬)というのもあったので、いずれなのか定かではない。もしかしたらネームプレートの見間違いだったかもしれないが、キソケイというのは、黄色の花が咲くジャスミンという意味だそうで、鮮やかな黄色の花はテイカカズラのような姿をしている。











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テイカカズラ

2010-06-18 | 樹木・花木
テイカカズラ(定家葛)は温暖な地方に自生するという常緑の蔓性植物だが、花はクチナシに似ており、船のスクリューを連想させるような面白い形をしている。テイカカズラは、鎌倉時代の歌人である藤原定家に因んで名付けられたそうで、花には芳香があり、風流な良い名前を付けてもらったのだが、有毒植物だそうだ。











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クチナシ

2010-06-17 | 樹木・花木
クチナシ(梔子)も、アジサイと同様に梅雨時に咲く花だ。我が家の庭には八重咲きと一重咲きがあるが、去年7月19日に載せた八重咲きの方は、今年は春に虫に食われてしまい、いまだに花が咲く気配がない。花は一重咲きよりも八重咲きの方が華やかに見えるが、地味な一重咲きのクチナシも、写真で見ればけっこう捨てたものではないように思う。一重咲きのクチナシには実が生るが、八重咲きには実ができないようだ。








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カワサツキ

2010-06-16 | 樹木・花木
去年も6月22日に載せたように、奥三河では梅雨時になると清流に沿ってカワサツキ(川皐月)が咲く。先週末、豊田市北部の神越渓谷まで出掛けてみたが、被写体になるような綺麗なカワサツキが咲いている適当な場所が見つからなかった。一昨年行った場所にも寄ってみたが、そこにはバーベキュ-や水遊びを楽しんでいた何人かのグループがいて静かな渓流の雰囲気はなく、早々に退散することにした。あまり近づけない場所に僅かに咲いていたカワサツキを見付けて、何とか少しだけ撮ってきたので載せておくことにする。これでは“主役”が小さすぎて、渓流に咲く清楚な花の雰囲気はまるでない。











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