この花は雄蕊だけで雌蕊がないようなので、たぶん雄株だろうと思う。花弁のように見えるのは萼だそうだが、花は全体がややクリーム色を帯びた透き通ったような白色なので、花が目立つように、日陰になった暗いところをバックにして撮ってみた。地味な花も少しは華やかに見えないだろうか。
10日ほど前に撮ったセリバオウレンだが、今年は開花が早かったようで、既に花の盛りがやや過ぎていた。花は小さく地味だが、近くで見れば、線香花火を思わせるようで、実に綺麗だ。雌雄異花の株と両性花があるそうだが、これは雌蕊も雄蕊もあるように見えるので両性花だろうか。
春に咲く“クリスマスローズ”というのは、本来なら「レンテンローズ」と言うべき種類だそうだ。日本では、学名にヘレボルスと付いている冬咲きのクリスマスローズや春咲きのレンテンローズの仲間を全て引っ括めて、一般的に“クリスマスローズ”と呼んでしまっているようだ。いろんな改良種も多いようだが、どれもクリスマスの頃に咲く訳ではないから、やはり全てをクリスマスローズと呼ぶのはどうかと思うが、今さらどうしようもないのだろう。いつも下を向いて咲いているので、写真には撮りにくい花だ。
散歩をしながら気付いたのだが、この河原で散歩をしている人の半数くらいは犬を連れているように思う。具体的な数字は忘れたが、愛知県は犬の飼育頭数が全国一らしいから、犬の散歩をする人が多いのも頷ける話だ。飼育頭数に比例しているのかどうか判らないが、マナーを守らない飼い主も結構多いようだ。
雨の日が続いていたこと加えて、先週末からの腰痛が治らず、このところ殆ど外出していなかったが、昨日からようやく少し歩けるくらいにまで回復したので、外の空気を吸いに、いつもの河川敷にちょっとだけ出掛けてみた。午後から雨は上がったものの、まだ綺麗な夕陽は見られなかった。