キイロトラカミキリがコデマリの花に花粉を食べに来ていた。先月末に撮った画像だから、今ではコデマリの花はとっくに散ってしまい、だいぶ時機遅れの掲載になってしまった。黄色に黒い模様が綺麗なカミキリムシの仲間だ。最後の画像は、別の花に向かってちょうど飛び上ったところだ。背景が黒く分かりにくい上にかなりピンボケではあるが、格好がユーモラスだったので一緒に載せておくことにする。
たぶんアシナガオトシブミだと思う。去年の春に撮った未掲載画像があったので、ヒメクロオトシブミのついでに載せておくことにする。シラカシと思しき若葉を器用に切り取りながら丸めて揺籃を作っているところだ。名前のとおり、脚だけでなく首も長いのが特徴で、体長はヒメクロオトシブミよりやや大きく、♂が5~8mm、♀が5~6mmくらいだ。
これは脚の色が黒いが、たぶん2年前の7月5日に載せたのと同じ黒色タイプのヒメクロオトシブミだと思う。近づいてアップで撮っているので大きく見えるが、体長は4~5mmほどしかない。昨日載せたのとは違う場所のツツジの葉の上にいた。
オトシブミとは洒落た名前を付けてもらったものだが、先々週14日に載せたツツジトゲムネサルゾウムシの遠い親戚にあたる。これは3年前の8月11日に載せたのと同じヒメクロオトシブミではないかと思う。今月上旬に撮った画像だが、ノイバラと思われる葉の上に幾つかが行ったり来たりしており、すでに揺籃を作り終えたところだった。できたばかりの新しいのと数日前に作ったであろう古いのとが一緒にぶら下がっていた。
先日載せたオオデマリの近くのツツジの葉の上に小さな虫がいるのを偶然にも見つけたので、取り敢えず写真に撮っておいた。図鑑やネットで調べてみたら、ウスアカオトシブミやウスモンオトシブミと似ているものの、ちょっと違うように見える。チャイロアカサルゾウムシかとも思ったが、ツツジの葉の上にいたので、たぶんツツジトゲムネサルゾウムシかもしれない。名前は長いが躰は小さく、体長は2~3㎜くらいしかない。もっと何枚も撮っておけばよかったのだが、見つけた時は虫だと思わず小さなゴミかと思うほどだったから、うっかりした隙に逃げられてしまい、この2枚しか撮れなかった。
森林公園南門の花壇脇の草むらにトラフシジミがいた。どういう訳か、直ぐ傍まで近付いてもスギナのような草に留まったままジッとしていたので、蜘蛛にでも襲われて飛べなくなったのか、羽化直後で翅がまだ十分に乾いていなかったのかと思っていたが、暫くしたら飛び去って行った。後翅先端角の模様と尾状突起が頭のように見えるから、それで天敵を惑わせるという。シジミチョウの仲間にはそういうのがけっこういるが、果たしてそれで身を守ることができるのだろうか。トラフシジミは春型と夏型で裏側の翅の色が違うが、これは春型にしては茶色っぽくて、夏型に近いような中間的な色をしていたように思う。
お馴染みのアゲハチョウだ。単にアゲハとも言うが、他のアゲハチョウの仲間と呼び名を混同しやすいから、区別するためにナミアゲハと言うことが多い。いずれも先週初めに尾張旭市の森林公園で見掛けたものだ。
カワセミ
2016-05-08 | 野鳥
昨日載せたホタルカズラの写真を撮っていた時、道路を挟んだすぐ後ろの水路の方でカワセミらしき鳴き声が聞こえたので振り向いたら、直ぐ近くにカワセミが止まっていた。ジッと水面を見つめて餌を探しているところだったが、途中でこちらの存在に気づいて飛び去って行った。
白い花には小さなハムシの仲間が多く来ていたが、テントウムシやハナムグリ、ハナバチの仲間やそれらの虫を狙って隠れている小さな蜘蛛を見掛けた。蜜が多そうには思えない花なので、花粉を食べに来ているのだろうか。