よく見掛けるツマグロヒョウモンの♂だろう。子供の頃にはこの蝶を殆ど見た記憶がないので、東海地方には昔はあまりいなかったと思う。最近はよく見掛けるありふれた蝶だから、クマゼミなどもそうらしいが、温暖化の影響で南から次第に北上してきたのだろう。
もしかしたらジャコウアゲハではないかと思ったが、腹の部分は黒いし後翅の尾状突起がやや短いようなので、たぶんクロアゲハの雌ではないかと思う。林の中の道端で葉に留まっているのを見掛けたので撮ったのだが、直ぐに飛び去ってしまったので、残念ながらこの1枚しか撮れなかった。蜘蛛か何かの外敵に襲われたのか、後から画像を見たら前翅の一部が傷んでいた。
キアゲハだと思うが、ひらひらと飛んできたので見ていたら、葉の上に卵を産み始めた。暫くして飛び去った後には、1mmもないくらいの白い小さな卵が10個くらい、一つずつ離してあちこちに産んであった。1個の卵を産むのにも、時間を掛けて適当な場所を探しながら産み付けているように見えた。アゲハチョウは前足の先端で葉の表面に触って、この葉が幼虫にとって餌になるのかどうかを確認してから産卵すると聞いたことがある。人間には到底できないような凄い超能力を持っているものだと感心する。飼育して観察したことがないので判らないが、こんな小さな卵からどれくらい経つと幼虫になり、そして何日くらいで成虫になるのだろうか。外敵に襲われないうちに成虫にならなければならないだろうから、そうのんびりしてはおれない筈だ。
アオスジアゲハがヤブカラシの小さな花に来ていた。ヤブカラシはヘクソカズラと同様に人にはあまり香りのいい花ではないが、彼らには好みの花なのだろう。腹が減っていたのか、蜜を吸うことに必死だったようで、直ぐ近くにいてもこちらの存在をあまり意識していなかったようだ。
アゲハチョウの仲間にもいろんな種類がいる。これはキアゲハとよく似ているが、普通によく見られる代表的なナミアゲハだと思う。数頭が塊のように飛び交っていたが、飛んでいる何頭かを一つの画面の中に一緒に撮るのは難しい。
河原の水辺にアゲハチョウが吸水に来ていた。虫だって暑い日には水を飲まないと“熱中症”(?)になってしまうのだろう。飛んでいる蝶を撮ろうと狙ってみたら、連写ができるデジカメというのはありがたいもので、何枚かに1枚くらいは偶然にもフレームの中に収るように撮れるようだ。
全く変な名前をつけられてしまったヘクソカズラの花も、よく見ると白と赤のコントラストがけっこう綺麗だから、このブログでは毎年何回か載せているし、咲いているとカメラを向けることが多い。
ちょっとピンボケになってしまったが、蟻がヘクソカズラの小さな花の中に頭を突っ込んでいた姿が面白かったので載せておくことにする。ヘクソカズラの臭いは名前のごとくあまり良い香りではないが、それは人がそう感じるだけのことで、虫にはいい匂いで蜜も美味しいのかもしれない。
ちょっとピンボケになってしまったが、蟻がヘクソカズラの小さな花の中に頭を突っ込んでいた姿が面白かったので載せておくことにする。ヘクソカズラの臭いは名前のごとくあまり良い香りではないが、それは人がそう感じるだけのことで、虫にはいい匂いで蜜も美味しいのかもしれない。
サルスベリは夏を代表する花の一つだろう。街路樹や公園樹として植栽されている木は園芸種が多いようだから、花の色も多種多様だ。白い花はちょっと涼しさを感じるが、真夏でもやはり濃いピンク色や真っ赤な花がサルスベリらしいと思う。
アメンボ
2012-08-20 | 昆虫
白いスズメを追っかけていたら遠くに逃げられたので、直ぐ近くの川辺にいたアメンボを撮ってみた。別に綺麗でも何でもないこんな小さな虫にカメラを向けることなど先ずないが、画像をアップで見てみたら、「アメンボはこうやって水面に浮かんでいるんだ!」と新たな発見があった。6本の足の表面張力(?)を利用して、沈まないように上手く水面を移動するものだと感心する。蚊などの小さな虫を餌にしている肉食昆虫だそうだ。それにしても、この暑い真夏が交尾時期なのだろうか。
翌日も同じ河川敷の2カ所でまた白いスズメに出会った。その時間差は僅か10分くらいとはいえ、珍しいスズメがまさか2羽もいる筈はないだろうから、同じ白いスズメが移動したと思うが、画像をよく確認したら、気のせいか色の濃さ(薄さ?)が少し違うようにも見える。スズメの日常の行動範囲がどの程度なのか知らないが、彼らには羽があって短時間でどこにでも飛んでいく筈だから、たぶんこちらの目の錯覚なのだろう。しかし、何となく違うスズメのような気がしている。
これは昨日載せたスズメがいた場所から500mほど離れた場所で撮った白いスズメだが、草むらにいるのを見付けたので、そっと様子を観ていたら、急に飛び立って堤防脇の倉庫の雨樋に止まってこちらの出方を覗っているようだった。カメラを向けたら直ぐに木の葉陰に隠れてしまった。
このスズメは“白いスズメ”と言うには羽の色が濃いが、“普通のスズメ”に比べれば色が薄いように見える。同じ時間帯に近くの草むらでたまたま見付けたのだが、これもどちらかと言えば普通のスズメとは色が少し薄い“白っぽいスズメ”のようだ。推測ではあるが、この辺りに棲んでいるいくつかの群れには、もしかしたら“白っぽい色のスズメ”が1羽だけではなく、何羽かいるのではないだろうか。そういえば、一昨年の1月18日に載せたスズメも羽の色がやや薄かったが、同じ河川敷の同じ場所で撮った画像だから、あの時と同じスズメなのか、またはその子供か孫なのかもしれないと勝手に想像を膨らませている。いずれまた出会ったらよく確認しようとは思っているが、何ぶんにもあちこち飛び回る相手であるし、こちらも暑い中をいつも双眼鏡とカメラ持参で散歩する訳にもいかないから、再確認は難しいだろう。ここ数日は彼らに出会っていないので、もう既に他の場所に移動してしまったのかもしれない。
これは昨日載せたスズメがいた場所から500mほど離れた場所で撮った白いスズメだが、草むらにいるのを見付けたので、そっと様子を観ていたら、急に飛び立って堤防脇の倉庫の雨樋に止まってこちらの出方を覗っているようだった。カメラを向けたら直ぐに木の葉陰に隠れてしまった。
このスズメは“白いスズメ”と言うには羽の色が濃いが、“普通のスズメ”に比べれば色が薄いように見える。同じ時間帯に近くの草むらでたまたま見付けたのだが、これもどちらかと言えば普通のスズメとは色が少し薄い“白っぽいスズメ”のようだ。推測ではあるが、この辺りに棲んでいるいくつかの群れには、もしかしたら“白っぽい色のスズメ”が1羽だけではなく、何羽かいるのではないだろうか。そういえば、一昨年の1月18日に載せたスズメも羽の色がやや薄かったが、同じ河川敷の同じ場所で撮った画像だから、あの時と同じスズメなのか、またはその子供か孫なのかもしれないと勝手に想像を膨らませている。いずれまた出会ったらよく確認しようとは思っているが、何ぶんにもあちこち飛び回る相手であるし、こちらも暑い中をいつも双眼鏡とカメラ持参で散歩する訳にもいかないから、再確認は難しいだろう。ここ数日は彼らに出会っていないので、もう既に他の場所に移動してしまったのかもしれない。
いつも散歩に行く矢田川河川敷で白いスズメを見掛けた。普通のスズメと一緒に飛び回っており、姿もスズメのようだから、アルビノという突然変異のスズメではないだろうか。スズメは人の近くに棲んでいる割にはけっこう神経質で、普通に歩いている時には近くても逃げないのに、立ち止まったりカメラを構えると飛び立ってなかなか近寄らせてくれない。遠くからのピンボケ写真になってしまったので少しトリミングして見やすくしてあるが、証拠写真として載せておくことにする。
メタリックブルーの綺麗な蜂はオオセイボウだろう。以前にも載せたことがあるので間違いないと思う。漢字で書けば「大青蜂」だが、体長は1.5cmくらいだろうか。オオセイボウは自分では巣を作らず、スズバチやトックリバチなどの巣に勝手に卵を産み付けて、彼らに自分の子供を育ててもらうという全くチャッカリした寄生蜂だ。