サトキマダラヒカゲは、8年前の2016年7月3日や5年前の2019年8月11日にも載せたように、翅の地色が黄色味を帯びた褐色で波模様と目玉模様が混在する地味な色のタテハチョウ科の蝶だ。梅雨の前くらいから秋にかけて日陰の木の幹や枝に止まっているのを見掛けるが、いったん止まると長く留まっているから写真は撮りやすいが、翅を広げてくれない蝶だから、いつも翅を閉じた写真しか撮れていない。
褐色部分が多くやや黒っぽいのも見掛けたが、これもサトキマダラヒカゲの筈だ。模様は同じでも、翅の色にけっこう違いがあるが、雌雄の違いか、または春型と夏型の違いかもしれない。
褐色部分が多くやや黒っぽいのも見掛けたが、これもサトキマダラヒカゲの筈だ。模様は同じでも、翅の色にけっこう違いがあるが、雌雄の違いか、または春型と夏型の違いかもしれない。
豊田市の松平郷で見掛けた色が綺麗なカワトンボ。2015年6月17日に載せたように、平地で見られるカワトンボはニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの2種類に分類されるそうで、これらはカワトンボには違いないとは思うが、いずれなのかは区別がつかない。
タツナミソウはシソ科の多年草で、漢字では「立浪草」。花が “波立つ” ように咲くことに由来する名前だそうで、どれも同じ方向を向いて咲くのが面白い。本来の花色は青紫色なのだろうが、突然変異なのか人為的に改良された園芸種なのか知らないが、最近では白花種も時々見られるようだ。
ニンドウ(忍冬)とかキンギンカ(金銀花)の別名もあるスイカズラ(吸葛)。暫く前の2009年7月12日に載せたことがあるが、花は2つ並んで咲き、初めのうちは白いが、花が終わりに近づくと黄色に変わるから、同じ木に白色と黄色の花が混在していることがある。秋になると黒い実が生る。
我が家の庭に植えてあるガクアジサイの花が少し色付いてきた。去年の5月30日に載せたものと同じ株だ。まだ咲き始めたばかりだから、綺麗な淡いブルーになるにはもう少し時間が掛かるが、去年と同様に来週後半から来月初めには色が揃って見栄えが良くなる筈だ。アジサイの花が見頃になると東海地方も鬱陶しい梅雨が近づくのだろう。
公園のコデマリの花にテントウムシがいた。花粉を食べているように見えたが、ナナホシテントウは幼虫も成虫もアブラムシを餌にしているから、茎や葉にいるアブラムシを探していたのだろう。白い花に赤いテントウムシはよく目立つ。
今月初めに豊田市内の道端で見掛けた花だが、ヤブデマリのようだ。直ぐ手前に小川が流れていて傍まで近づけなかったため、対岸からは同じガマズミ科の仲間であるオオカメノキのようにも見えたが、花や葉の様子からヤブデマリで間違いないと思う。白い花弁のように見えるのは装飾花で、中央部分の小さな粒状に見えるのが花だが、ちょうど見頃になっていた。
近くの公園で咲いていたネモフィラにミツバチが来ていた。蝶でも飛来しないかと待っていたが、蜜を吸いに来るのはミツバチが殆どだった。少し前にミツバチが減ったという話があったが、今ではけっこう多いように思う。やはり西洋ミツバチが多数を占めているが、たまに日本ミツバチも見掛ける。最後の画像に写っている背中が黒っぽいのは日本ミツバチではないかと思う。
公園のシロツメクサで吸蜜していたダイミョウセセリ。黒褐色に白斑がある地味な色のセセリチョウの仲間だ。3年前の2021年4月27日にも載せたように、若狭湾と伊勢湾を結んだ地域を境にして、後翅の白斑模様の違いから関東型と関西型に分かれるそうだ。画像はいずれも同じ個体で、関東型のようにも見えるが、両者の境界でもある東海地方には中間型がけっこういるのではないだろうか。雌雄は色も大きさも同じだから、まったく区別がつかない。
公園の草むらで飛び交っていたアオスジアゲハ。他の蝶よりも飛び方が俊敏だから、吸蜜中でないと写真に収めにくいが、ハルジオンと思われる花に集まってきていた。春から秋にかけて4~5回羽化するそうだから、この時期はあちこちでよく見掛ける蝶の一つだ。