閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ニョイスミレ

2011-05-31 | 草花
どちらが一般的な名前か知らないが、ツボスミレ(坪菫)とも言うニョイスミレ(如意菫)の筈だ。スミレの仲間はよく似たのが多くて判り難いが、このスミレは茎が長く伸びる白花のスミレだから比較的判りやすい。他のスミレはもう殆ど花期が終わったのに、このスミレだけはまだ咲いている。








コメント

ムラサキツユクサ

2011-05-30 | 草花
東海地方では、3日前に去年より12日も早く梅雨入り宣言が発表された。早々と台風が来たこともあって雨が続いているが、梅雨に入ったから暫くは快晴は望めそうにないようだ。この時期にはムラサキツユクサ(紫露草)が似合うかもしれない。











コメント

フタリシズカ

2011-05-29 | 草花
フタリシズカ(二人静)は、「静御前」に因んで名付けられたという優雅な名前を持っている多年草だ。以前に載せたことがあるヒトリシズカというのもあり、名前はよく似ていて由来も同じらしいが、同じセンリョウ科でも全く似ていない違う植物だ。中央に2本の穂状花序が並んで立っているが、2本が多いものの、必ずしも2本とは限らないらしい。











コメント

シャガ

2011-05-28 | 草花
今の時期は、日陰になった林の道端で咲いているシャガ(著莪)の花がよく目立つ。花弁の紫色と橙色の独特の模様が綺麗だ。中国からの帰化植物だという。










コメント

ニワゼキショウ

2011-05-27 | 草花
愛知県森林公園の南門を入ってところの道端に群生していたニワゼキショウ(庭石菖)だ。花の色は、白いものから赤紫や青味がかったものまで色とりどりだが、オオニワゼキショウやそれとの雑種もかなりあるのかもしれない。北アメリカ原産の帰化植物だそうだ。











コメント

ヒメハギ

2011-05-26 | 草花
これも初見の花だが、瀬戸市の定光寺自然休養林を歩いていたら、散策路の脇で咲いていたヒメハギ(姫萩)だ。草丈が低いので、うっかりすると通り過ぎてしまうくらい目立たない。左右対称の小さな花がハギの花に似ていることが名前の由来だそうだが、ハギと同じマメ科でもなく、また、その親戚でもない全く別の種類だという。2008年の9月14日に載せたヒナノカンザザシの親戚のようだ。














コメント

ホタルカズラ

2011-05-25 | 草花
岐阜県御嵩町の「みたけの森」へ行った時に道路脇で咲いていたホタルカズラ(蛍葛)だ。名前のとおり蔓性植物だ。日本全国で普通に見られるそうだが、初めて見た花で、写真を撮った時には名前も知らなかった。同じところから鮮やかな青と紫の色の違う花が出ていたが、咲き始めは赤みを帯びていて、次第に紫色から青色に変わっていくそうだ。大きさは1.5cmくらいだろうか。細部まで詳しく見てこなかったので判らないが、蕊は花の奥の方に付いているのだろう。それにしても、変わった構造をした花だと思う。











コメント

ミズバショウ

2011-05-24 | 草花
載せるのが遅くなって、また時季外れになってしまったが、1ヶ月ほど前に春日井市の「築水の森」で咲いていたミズバショウ(水芭蕉)だ。白い部分は花ではなく、葉が変化してできた仏炎苞で、花は中央にある円柱状の黄緑色の部分に小さなのがいくつも集まっているそうだ。この画像では、花はまだあまり開いていないようにしか見えないが、あれから1ヶ月が過ぎたから、今ではもう花の時期は既に終わっているだろう。











コメント

野イチゴ

2011-05-23 | 樹木・花木
野イチゴにはいろんな種類があるようで、どうにも見分けがつきにくい。道端でよく見掛けるのは、黄色の花が咲き赤い実が生るヘビイチゴだ。あまり自信はないが、これは木イチゴの仲間のクサイチゴだろう。名前がちょっとややこしいが、クサイチゴという名前でも木である。










クサイチゴと同じ木イチゴの仲間だが、モミジイチゴだろうか、それともニガイチゴだろうか。図鑑を見ても、ニガイチゴのようでもあり、ナガバノモミジイチゴにもよく似ていた。クサイチゴもモミジイチゴも実は甘く美味しいが、ニガイチゴなら、名前のとおり少し苦みがあるそうだ。ちなみに、赤い実が生るヘビイチゴも、有毒ではないので食べられないことはないが、不味いらしい。





コメント

オオバウマノスズクサ

2011-05-22 | 樹木・花木
去年5月4日に載せたオオバウマノスズクサ(大葉馬の鈴草)が、今年も愛知県森林公園で咲いていたので、散歩に行った時に撮ってきた。今年は開花が去年より10日くらい遅れたようだ。食虫植物のように見えるがそうではなく、ジャコウアゲハの食草となっている多年性の蔓植物だが、花の形も縞模様も何ともユニークだ。横から見れば、動物が口を大きく開けているように見える。














コメント

アブラギリ

2011-05-21 | 樹木・花木
愛知県森林公園で咲いていたアブラギリ(油桐)の花だ。中国原産で、名前のとおり、種子から採油して塗料などに利用するそうだ。アブラギリは、雌雄同株でも雌雄異花で、画像では花の雌雄が判らないが、同じ木に雄花と雌花が別々に咲くそうだ。自然界は実に多種多様だと感心している。











コメント

テイカカズラ

2011-05-20 | 樹木・花木
花の形が扇風機の羽根や船のスクリューを思わせるようなテイカカズラ(定家葛)だ。常緑の蔓植物だが、他の木に巻き付くことはせずに、細い気根を出して樹皮や岩の表面に張り付いて上に延びていく。去年の6月18日にも載せた花だが、小幡緑地・本園の竜巻池の散策路で咲いていた。











コメント

オオデマリ (2)

2011-05-19 | 昆虫
オオデマリの花に頭を突っ込んでいるのは、よく見掛けるお馴染みのテントウムシだ。ナミテントウでも上翅の斑紋は一定ではなく、様々な種類があるそうで、大きく分ければ4種類に分類されるそうだ。そのうちの3種類は黒地に赤い斑点がいくつかあるもので、もう一つは赤地に黒い斑点が並んでいるものだが、斑紋の種類と気温とは関係があって、温暖化によって、最近はこの模様の割合が変化してきているそうだ。赤地に黒い斑点のものが減って、“二紋型”と言われる黒地に2つの赤い斑点があるのが増えているとか。地元の新聞に少し前に出ていた話だが、へ~ぇ、そんなことがあるんだと驚いている。




オオデマリの葉の上に黒い蜂がいたが、ネットで調べたら、ハグロハバチのようでもあり、ヒゲナガクロハバチのようにも見える。または他の種類なのかもしれない。




コガネムシの一種で、普通によく見掛けるハナムグリだろう。ハナムグリといってもいろんなのがいるようなので、果たしてどれなのか特定できない。翅に斑点がないようにも見えるが、アオハナムグリかナミハナムグリなのだろうか。


コメント

オオデマリ (1)

2011-05-18 | 樹木・花木
もう2週間くらい前の話だが、我が家の庭にあるオオデマリ(大手毬)が今年も綺麗に咲いた。枝が伸び放題になっていたので、いつだったか、強く剪定し過ぎたら1~2年はあまり咲かなかったが、また真っ白な綺麗な花が咲くようになった。オオデマリは、日本原産のヤブデマリ(薮手毬)の園芸品種だ。花が白いアジサイに似ているが、アジサイとは科も属も全く違う種類だ。コデマリ(小手毬)というのもあるが、同じ仲間のような名前でも、両者は親戚でも何でもないそうだ。オオデマリの花は、アジサイと同様に装飾花だから、蕊は僅かに残痕があるだけで実も生らない。








コメント

ツクバネウツギ

2011-05-17 | 樹木・花木
ツクバネウツギ(衝羽根空木)は関東以西に分布する落葉の低木で、名前は、萼が羽根突きの羽根に似ていることに由来するそうだ。ただ、コツクバネウツギとかオオツクバネウツギというのもあるそうだが、たぶん普通のツクバネウツギだろう。漏斗状の花の内側下半分だけにあるオレンジ色の縞模様がユニークだが、それで虫を誘っているのだろう。








コメント