先週、豊田市の愛知県緑化センターで出会ったトラフシジミ。コデマリの花で吸蜜していた。
まだ開花していない蕾に留まっていたから、食後の休憩中だったのだろう。
まだ開花していない蕾に留まっていたから、食後の休憩中だったのだろう。
2週間ほど前に春日井市の築水池近くで見掛けたツマキチョウ。漢字では「褄黄蝶」と書くそうだが、♂には、名前のとおり翅の表側先端に黄色の模様がある。♀は、最後の画像のように、先端に黄色の模様がなく白い地色のままだから、止まっている時に翅を広げてくれれば雌雄の見分けはつきやすい。飛んでいる時にはモンシロチョウと似ているが、それよりやや小さく、飛び方がゆっくりヒラヒラとしているから飛翔中でもおよその見当がつく。モンシロチョウと違って、春にしか見られない蝶だ。
5年前の6月10日にウスノキの赤い実を載せたことがあるが、これが実ができる前の花である。花も実も五角形の釣り鐘状をしており、実は先端の内側が少しくぼんで臼のように見えることからウスノキと名付けられたようだ。
豊田市の昭和の森でズミの花が咲いていた。ズミはバラ科リンゴ属で、コリンゴという別名もあるように、リンゴの近縁種だそうだ。漢字では「桷」とか「酸実」または「染み」と書くようで、実は酸味が強く、樹皮は染料になることが名前の由来のようだ。
1週間ほど前の画像だが、桜の季節と入れ替わるようにウワミズザクラが満開になっていた。漢字では「上溝桜」と書くそうで、名前には同じように桜と付いていても、ウワミズザクラはブラシのような白い花が特徴だ。バラ科サクラ属のソメイヨシノやヤマザクラなどとは花の形も全く違うし、分類上もサクラ属とは別のウワミズザクラ属だから、“親戚”ではないようだ。夏には赤い実が生り、黒く熟した実は果実酒になるという。
シャガ
2018-04-15 | 草花
愛知県森林公園南門の入口で咲いていたシャガ。花にいた小さな虫は、触角が長いからバッタの仲間ではなく、名前は分からないがキリギリスの仲間だろう。2㎝足らずで小さかったから、まだ子供のようだ。
シロヤマブキは、名前にヤマブキと付いていても黄色い花が咲くヤマブキとは同じバラ科でも属が異なり、シロヤマブキ属だそうだ。秋には黒い実ができるが、小鳥には好まれないのか、いつまでも枝先に残っているのをよく見かける。
八重咲きのヤマブキは、昨日載せた一重咲きのヤマブキとは異なり、雄蕊が花弁に変化し雌蕊は退化した園芸品種だという。一重咲きのヤマブキは雌蕊があるので種ができるが、八重咲きは雌蕊がないので種はできない。これは豊田市の昭和の森の山中で見かけたものだが、種ができないのに散策路からやや離れた谷間の茂みの中で咲いていたから、人為的に持ち込まれたものだと思う。
守山区の東谷山フルーツパークで咲いていたベニバナトキワマンサク。早春に黄色い花をつける落葉樹のマンサクの変種だそうで、名前のとおり、常緑で赤い花が咲く。