アジサイは梅雨の時期によく似合う花だから、守山区の小幡緑地の木陰で咲いていたアジサイをいくつか並べておこう。今月初めに撮った画像だから、咲き始まったところという感じだが、今頃はちょうど見頃になっているだろう。真夏の暑い炎天下でよく似合うヒマワリのような花と違って、アジサイは木漏れ日の当たる日陰で咲いている方が綺麗かもしれない。雨上がりの水滴でも付いていれば、なお風情があっただろう。
これはニホンカワトンボの方ではないかと思うが、外見では昨日載せたアサヒナカワトンボと区別がつきにくいから、あまり自信はない。♀と♂の区別もよく分からないから、この中にはたぶんアサヒナカワトンボも混ざっているかもしれない。
平地で見られる普通のカワトンボの仲間は、DNA解析によって分類が新たにニホンカワトンボとアサヒナカワトンボに分けられたそうだが、それもまだ最近のことらしいから、その違いは古い図鑑には載っていない。素人にはどれがどれやら違いがはっきりとよく分からないから、たぶん間違っているかもしれないが、アサヒナカワトンボではないかと思ったのをいくつか載せておくことにする。これらもメタリックグリーンが綺麗なトンボだ。
瀬戸市の海上の森で出会ったジョウカイボンの仲間のキンイロジョウカイだろう。表現が難しいが、脚の先端や触覚、首の一部分が黄色がかったオレンジ色で、上翅は先端だけ茶色で全体が光沢のある紫色をしたツートンカラーとでも言おうか。体長は2~2.5㎝くらいだが、♂の方が♀より小さい。普通のジョウカイボンは全国に分布する肉食昆虫だが、キンイロジョウカイは西日本にしかいないらしい。綺麗な甲虫の一つだと思う。
この虫の姿をそのまま名前にしたような長い名前だが、ムナビロアトボシアオゴミムシだと思う。瀬戸市の海上の森で先月下旬に見掛けた虫で、体長は1.5㎝くらいだろうか。オサムシ科のゴミムシの仲間だそうだが、胸の部分が光沢のある綺麗な緑色で、やや紫がかった上翅には橙色の斑点が2つ付いている綺麗な甲虫だ。
豊田市の松平郷で見掛けた小さな蛾だが、ヒゲナガガ科のホソオビヒゲナガでないだろうか。以前にもクロハネシロヒゲナガやヒロオビヒゲナガなどを載せたが、これもその仲間のようだ。長い触角が特徴だから髭の長い蛾ということだろう。体長1.5㎝ほどだが、小さくても髭が長いし、金色のガウンを纏ったようで貫禄があるように見える。残念ながら、この日は曇っていたから自慢の金色のガウンがあまり光り輝いていない。この仲間は髭が長い方が♂で短いのが♀のようだから、これは♂だろう。
翅に黒い斑紋があるから、たぶん昨日のホソアシナガバエの仲間のマダラアシナガバエだろう。翅の斑紋以外はそっくりでも別の名前が付いている。これで体長は5~6㎜くらいだが、足が長いからけっこうよく目立つ。よく見ていると、時々、前脚を屈め尻尾を上げてお辞儀をするような仕草をする。何故そうするのかよく判らないが、面白い行動だ。
昨日載せたキアシキンシギアブの遠い親戚かもしれないが、これも1㎝にも満たない小さな蠅の仲間で、たぶんアシナガバエ科のホソアシナガバエではないだろうか。同じ仲間にはよく似たようなのがけっこう多いようだから、正確な名前は定かでないが、これもメタリックグリーンに光り輝いている綺麗な蠅だ。去年の9月17日にも、たぶん同じ種類と思われるホソアシナガバエを載せたことがあるが、腹がやや太めの方が♀で、細身の方が♂らしい。光の加減で色が変化して見えるが、蠅と言うには美し過ぎる虫だ。
ピンボケではあるが、右が♂で左が♀だろう。
ピンボケではあるが、右が♂で左が♀だろう。