ネタ切れになってきたので、河原の雑草を撮って載せておくことにする。秋の今頃、何処にでも咲いている嫌われ者のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)だ。花粉アレルギーの元凶の一つで、見るのも嫌だという人も多いかもしれない。北アメリカ原産の帰化植物で、先月中頃に載せたアキノキリンソウの仲間だそうだ。
葉に強い匂いがあったので、ハッカ(日本薄荷)だと思うが、よく似たヤマハッカだろうか。ヤマハッカには匂いがないそうなので、たぶんハッカでいいと思う。昔は日本でもハッカから国産のメントールを精製していたそうだが、今では殆どが輸入らしい。
キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)だそうだ。これも松平郷園地で咲いていた花だが、花期はもう過ぎていて、わずかにいくつか残っているだけだった。自生地は紀伊半島の山地だけで、絶滅危惧種に指定されているようだ。
松平郷園地で咲いていた花だが、葉や花の様子はクサノオウ(瘡王)のようだ。クサノオウの花期は春だそうだから、溢れた種が育って花が咲き、季節外れの“狂い咲き”になったのだろうか。クサノオウは、有毒植物ではあるものの湿疹に効果がある漢方薬にもなるそうで、それが名前の由来にもなっているようだ。