黒い翅に薄茶色の斑模様が特徴のセマダラコガネ。アンテナのような触角がユニークだが、芝生などの葉を食害する嫌われ者だ。
最も普通によく見られるゴマダラカミキリ。体長3㎝くらいの大型のカミキリムシだ。幼虫の食樹はイチジクやクワなど多様で、生木の材を食害するから、寄生された木はいずれ枯れてしまう。2013年6月24日にもゴマダラカミキリの顔をアップで載せたことがあるが、樹木の害虫に相応しい大きく強そうな牙をもっている。
翅の模様がやや違うが、これも去年の8月6日に載せたのと同じオオヨツスジハナカミキリではないかと思う。通常は黒い上翅に黄褐色の帯模様が4列あるが、模様の変異がけっこうあるようで、これは帯模様というより斑点模様になっている。しかも3列しかない。模様が全くない真っ黒なのもいるらしい。飛んでいるところを連写してみたが、上翅だけでなく脚も上に挙げて飛ぶ姿が何となくユーモラスだ。それでバランスをとっているのだろう。
5年前の2014年9月にアミガサハゴロモを載せたことがあるが、それと大きさも形もよく似ている色違いの“そっくりさん”を見掛けた。アミガサハゴロモの変異種かと思ったが、手元の図鑑には載っていないのでネットで検索してみたら、どうやら台湾やインドシナ半島などに生息しているハゴロモの外来種のようだ。学名がRicanula sublimataというそうで、関西地方ではすでに見つかっているというが、和名はまだ付いていないらしい。いよいよ東海地方にも進出してきているようだ。
体調が悪かったわけではないが、すっきりしない天候のせいか何となく気力低調で、ブログの更新がまた暫く滞ってしまった。
先週末、気晴らしに出かけた公園でけっこう珍しい蜘蛛に出会った。ハエトリグモの仲間のアオオビハエトリだ。腹の模様から♀のようだ。体長は5mmほどしかない暗緑色の小さな蜘蛛だが、蟻に擬態しているそうで、斑模様の一番前の両脚を揺らしながら持ち上げて動き回る恰好は、蟻の触覚に似せているようにも見える。蟻に見せかけて蟻に近づき、主に蟻を餌にしているそうだが、身体の大きさが違うから、小さな蟻には仲間ではないと直ぐに見破られてしまうように思う。
先週末、気晴らしに出かけた公園でけっこう珍しい蜘蛛に出会った。ハエトリグモの仲間のアオオビハエトリだ。腹の模様から♀のようだ。体長は5mmほどしかない暗緑色の小さな蜘蛛だが、蟻に擬態しているそうで、斑模様の一番前の両脚を揺らしながら持ち上げて動き回る恰好は、蟻の触覚に似せているようにも見える。蟻に見せかけて蟻に近づき、主に蟻を餌にしているそうだが、身体の大きさが違うから、小さな蟻には仲間ではないと直ぐに見破られてしまうように思う。