キタテハ
2022-10-24 | 昆虫
先月中旬に撮ったキタテハだが、翅の裏側が黄褐色で表側も黄色がやや薄いから夏型の♀のようだ。キタテハは全国的にどこでもよく見られ、年に2~5回くらい発生するそうだ。初夏から夏に現れる夏型と秋に羽化して成虫のまま越冬する秋型がいる。幼虫の食草はカナムグラ。
秋になるとよく見掛けるウラナミシジミ。暖かい地方の蝶だから東海地方では越冬できないというが、幼虫の食草であるマメ科植物が生えている場所では、卵が孵化できるかどうか分からないのに雌が産卵場所を探して集まってきているようだから、さらに温暖化が進み、このあたりの環境に適応できるよう進化すれば、もしかしたら、いずれ越冬するようになるかもしれない。
今年もアサギマダラが訪れる季節になった。これは愛知県森林公園で見掛けたアサギマダラだが、今年は例年より飛来がやや遅いように思う。遅くまで暑かったせいだろうか。
ハゴロモの外来種が名古屋周辺にも侵入してきていると3年前の7月12日と2年前の10月29日にこのブログで報告したことがある。その時に見掛けたアミガサハゴロモの“そっくりさん”は3枚目に載せたような茶色だが、今週初めに近くの公園で見付けたのは、それよりもやや大きめで色は黒く光沢があった。色や大きさから、たぶんそれとは別の外来種のハゴロモではないかと思われる。