道端でよく見掛けるヒメオドリコソウだが、ピンク色の花が咲く普通のヒメオドリコソウに混じって、珍しい白花のヒメオドリコソウが咲いているのを見つけた。シロバナヒメオドリコソウという別の名前が付いている種類だそうで、普通に見られるヒメオドリコソウに比べて、葉は赤みがかっておらず花がやや小さい。
たぶんセイヨウハシバミだろう。雌雄異花で、長く垂れ下がっているのが雄花の集合体で、小さな赤い花が雌花だ。秋に熟した実はヘーゼルナッツとして食用されるという。
1週間ほど前に近くの公園で咲いていたトサミズキ。花はヒュウガミズキのようにも見えたが、たぶんトサミズキだろう。自生種は高知県にしかないらしいが、あちこちの公園に植栽されていて、桜の開花に先駆けて低木でもたくさんの黄色い花をつける。
豊田市の愛知県緑化センターに植えられているミツマタの花が咲いていた。これは今月初めに撮った画像で、まだ蕾が多く開花が始まったばかりだったが、今ではもっと咲いているだろう。枝先が三本に分かれているのが名前の由来だというから分かりやすい。樹皮が高級な紙の原料になるそうだ。ジンチョウゲと同じ仲間だ。
近くの公園に植えられている河津桜が咲き始まった。愛知県では岡崎の中心部を流れる乙川沿いの河津桜が有名だが、この公園の河津桜はまだ木が小さいから、花はそれほど華やかではない。オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種だそうだ。