このブログは、画像がネタ切れになると決まって散歩コースの夕方の風景が登場することになっている。今月上旬の雪がちらつく寒い時に撮った代わり映えしないいつもの夕景だが、雪雲が印象的だった。先月末の風景に比べると、このところ夕陽の沈む場所がだいぶ北に移動してきた。
先月23日に載せたシナマンサク(支那満作)が、ようやくここまで花を開いてきた。蕾から開花まで、いつもより時間が掛かったようだ。小さなリボンのような面白い花だが、このユニークな黄色い花弁で虫を誘き寄せようにも、この寒さでは、虫がまだ活動していないのではないだろうか。
先週、守山区の東谷山フルーツパークの花壇に植えられているフクジュソウ(福寿草)の様子を見に行ったら、数株だけ花を開いていた。このフクジュソウも開花が遅れているようだ。
まだ蕾が堅いアオモジ(青文字)もヤツデ(八つ手)も開花にはまだ時間が掛かりそうだ。花が少ないこの時期は、木々の蕾は暖かくなるまでジッと耐えて待っている。我慢ができずせっかちなのは人間だけのようだ。
アセビ(馬酔木)の花は、例年ならもう咲いているはずだが、今年はかなり遅れているようだ。まだ殆どが蕾だが、それでも僅かに咲き始まる気配が感じられるから、春はそう遠くないのかもしれない。
ウグイスカグラ(鶯神楽)も少しだけ咲いていたが、この寒さであまり元気がなく、萎れているようにさえ見える。
ウグイスカグラ(鶯神楽)も少しだけ咲いていたが、この寒さであまり元気がなく、萎れているようにさえ見える。
まだ寒いのに、両手を広げているようなユーモラスな姿で、あたかも“春が来たぞ~”とでも叫んでいるかの如くに見えるヒメオドリコソウ(姫踊子草)だ。暖かくなるのもそう遠いことではないかもしれない。
ホトケノザ(仏の座)も春の訪れを感じさせる花だ。公園の空き地でしゃがみ込んでオオイヌノフグリの花を撮っていたら、その傍で僅かに2~3株だけが咲いているのを見掛けた。マクロレンズの先にさらに接写レンズを付けて撮っているので大きく見えるが、この寒さでは花はまだ小さく縮こまっているようだ。去年は纏まって群生している花を5月1日に載せたが、それにはもう暫く時間が掛かるだろう。ピンク色のスマートな形の花は綺麗でも、蔓延ると駆除するのに厄介な雑草の一つだ。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)は、明治時代の中頃に日本に入ってきたヨーロッパ原産の帰化植物で、このブログでもたびたび登場しているが、綺麗な花を咲かせるありふれた雑草だ。もう少し暖かくならないと、群生して青い絨毯のように一面に咲いている花は見られないかもしれないが、この花が咲いていると、僅かながらも春の訪れを感ずる。