先週初めに撮った画像だが、自宅の庭で咲いていたトサミズキの花だ。花期があまり長くないし、このところの暖かさで花はもう散り始まっている。
サンシュユの花が咲きだした。線香花火を連想させる小さな花は、ハルコガネバナという別名があるように、鮮やかな黄色い花がたくさん集まって一斉に咲くから、遠くからでもよく目立つ。サンシュユはミズキ科ミズキ属の落葉樹で、漢字でば「山茱萸」と書くそうだが、「茱萸」の部分は、まったく別の植物であるグミ科グミ属のグミであり、秋にはグミによく似た小さな楕円形の赤い実が生るから、サンシュユの別名はヤマグミともいうそうだ。江戸時代中期に薬用植物として中国から入ってきたらしい。
道路脇の空き地でオオイヌノフグリの花がいくつか咲いていた。あちこちに生えている雑草の一つだが、花は小さくてもけっこう綺麗だと思う。漢字で書けば「大犬の陰嚢」というあまりいい名前を付けてもらえなかったが、「瑠璃唐草」とか「星の瞳」という洒落た別名もあるそうだ。暖かい日だったのに虫が来ていなかったが、だいぶ暖かくなってきたから、この小さな花にももう直ぐたくさんの虫が集まってくるのだろう。
先月中旬に風邪を引いてしまい、インフルエンザではなかったものの、暫くどこにも出掛けられず、3週間ほどブログの更新を休んでしまった。その間に気候はすっかり春めいてきて、遅れていた草花や木々の花が見られるようになってきた。ちょうど1か月前の2月4日に載せたネコヤナギが花を開き始めていた。