閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

イヌホオズキ

2010-07-31 | 草花
これも空き地で咲いていた雑草の花だ。ワルナスビ(悪茄子)かと思っていたら、茎に棘がなく花もやや小さかったので、同じ外来種のイヌホオズキ(犬酸漿)ではないだろうか。それにしては花の姿がちょっと違うような気もする。最近では自然に交雑した雑種も多くて判り難い植物があると聞いているので、もしかしたら雑種なのだろうか。イヌホオズキなら、花が終わると小さな黒い実が生る筈だから、後日いずれ確認するとして、取り敢えずは、イヌホオズキとしておこう。








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ヤブガラシ

2010-07-30 | 草花
藪まで覆って枯らすほど繁茂するということで名付けられた蔓性雑草のヤブガラシ(藪枯らし)だ。別名はビンボウカズラ(貧乏葛)とも言うらしい。ヘクソカズラほどではないかもしれないが、変な名前を付けられた植物の一つで、臭いもあまりよくない。花は薄緑色で、花弁や雄蕊は半日ほどで散ってしまい、残った黄色ないしは淡い黄白色をした雌蕊とピンク色の花托の部分が、何となく“和菓子”をイメージさせる。河川敷を散歩している途中で、雑草に絡まって盛んに咲いているのを見掛けたが、臭いは悪くても虫は集まって来ているし、近寄って眺めれば、嫌われ者の雑草の花でもけっこう綺麗に見える。








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オミナエシ

2010-07-29 | 草花
オミナエシ(女郎花)もキキョウと同様に秋の七草の一つで、風に揺れている様は秋を感じさせる花だが、連日の猛暑の中でも夏の初めにはもう咲き始まる。9月いっぱいくらいまで咲いている筈だから、花期は結構長い。











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キキョウ

2010-07-28 | 草花
キキョウ(桔梗)は秋の花の印象が強いが、梅雨の終わり頃から咲き始まる夏の花だ。去年も7月24日25日に載せたが、日本では昔から和歌に詠まれたり、家紋にもされているよく知られた花である。東海地方では馴染み深い花なのか、一宮市、土岐市、多治見市、掛川市などが「市の花」にしているようだ。











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マルバハッカと蜂と蜘蛛

2010-07-27 | 昆虫
丸みを帯びた縮れたような葉の様子から、たぶんマルバハッカ(丸葉薄荷)だと思う。洋風に言えば「アップルミント」だ。ハーブ類はどれも独特な香りがするので、その匂いに誘われて寄ってくるのだろうが、蜂が何匹も集まって来ていた。腹の黄色い帯模様や触覚が長い特徴から、ハラナガツチバチのよう見えるが、蜂も似たようなのが多いので、正しいかどうか自信はない。







集まってくる虫を狙って蜘蛛が隠れていた。たぶんササグモの一種だろう。足に長い棘があって怖そうに見えるが、前から見ると目が小さくてけっこう可愛い顔をしている。虫を捕まえる時の行動はなかなか俊敏だ。今月7日22日に載せた蜘蛛も同じササグモの仲間だと思う。


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クマバチ

2010-07-26 | 昆虫
普通によく見掛けるクマバチ(熊蜂)がヤナギハナガサ(柳花笠)の花に留まって蜜を吸っていた。正式な和名はミツバチ科クマバチ属 のキムネクマバチ(黄胸熊蜂)だそうだ。体長が2cmくらいある大型の蜂だから、躰の重さで茎が弧を描いて曲がってしまうほどで、蜂が“棒高跳び”をしているように見えた。クマバチは躰が大きく顔も怖そうに見えるが、性質はけっこう温和しいそうだ。




この蜂は名前がはっきり判らない。クマバチと同じくらいか、それよりやや大きい真っ黒い蜂で、よく似た体型のクロマルハナバチともちょっと違うようだ。あまり近寄るのも躊躇われたので、細かい部分までは判らなかったが、花に集まってくる蜂だからスズメバチの仲間ではなさそうだ。もしかしたら、3年ほど前に東海地方への侵入が確認された外来種のタイワンタケクマバチ(台湾竹熊蜂)かもしれない。そういえば、先々週の14日に載せたヘメロカリスに来ていた大きな黒い蜂も、たぶんこれと同じ蜂だったように思う。








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チャバネセセリ

2010-07-25 | 昆虫
よく見掛ける蝶だが、チャバネセセリかオオチャバネセセリか、またはイチモンジセセリなのか、いずれもよく似た色と模様なので、後翅の裏側の小さな白い斑点模様だけではよく判らない。たぶんチャバネセセリ(茶羽挵蝶)ではないかと思う。体長の割には目が大きく、愛嬌のある顔をしている。








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ウラナミシジミ

2010-07-24 | 昆虫
ヤナギハナガサに留まっていたのはウラナミシジミ(裏波小灰蝶)だと思う。ヤマトシジミよりやや大きいが、一昨日載せたベニシジミ(紅小灰蝶)と同じくらいの大きさだから、体長は1.5cm前後だろうか。淡い褐色に細い波模様の白い筋が特徴的だ。





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ヤマトシジミ

2010-07-23 | 昆虫
蝶の名前もよく判らないので自信はないが、たぶんヤマトシジミ(大和小灰蝶、大和蜆蝶)ではないかと思う。比較的小型のシジミチョウの仲間だ。シモツケ(下野)の花で吸蜜していた。





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セイヨウノコギリソウ (2)

2010-07-22 | 昆虫
あまり派手な色をしている訳でもないこの花にも、蜜や花粉を求めていろんな虫が集まってくるが、その虫を餌としている虫もいる。蜘蛛やカマキリはその代表格だろう。彼らの餌食になる虫には可哀想ではあるが、それが自然の道理なのだから仕方がない。








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セイヨウノコギリソウ (1)

2010-07-21 | 草花
春日井市の「グリーンピア春日井」のハーブ園で咲いていたセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)だが、ネームプレートには「コモンヤロウ」と書いてあった。英名は「Common Yarrow」だというから、先月の27日に載せたヤロウと同じ仲間の白花の“普通のヤロウ”ということだろう。白花と言っても少しくすんだような白色で、近くでよく見ると淡いピンク色をしている。白花と赤花の交配種なのだろうか。虻のように見える丸い体型の小さな虫はマルボシヒラタヤドリバエのようで、それよりさらに小さな蜂はコハナバチのように見えるが、そうなのかどうか、全く自信はない。








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ダリアとコガネムシ

2010-07-20 | 昆虫
花を撮っていると小さな虫が目に留まるので、動いている虫の方につい興味が行ってしまい、どちらが“主役”なのか判らない中途半端な画像が多くなる。ダリアの花の上をコガネムシがゆっくり歩いていたが、たぶんマメコガネ(豆黄金虫)のようだ。体長1cmくらいの日本在来の小型のコガネムシだが、アメリカに渡って行った仲間は“Japanese Beetle”と呼ばれ、農作物に甚大な被害を及ぼす害虫として厄介者扱いされているそうだ。日本にも環境を脅かすような外来生物が多く入ってきているが、日本から海外に行って嫌われている動植物もけっこうある。











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ヒマワリ

2010-07-19 | 草花
夏を代表する花、ヒマワリ(向日葵)が民家の庭先や菜園の脇で咲き始まっていた。東海地方は一昨日梅雨明け宣言が出たばかりだから、ヒマワリの季節にはまだちょっと早いような気もする。しかし、気温はすでに30℃を超えて空には入道雲が現れ、セミの鳴き声も聞こえており、梅雨が明けた途端に季節はもうすっかり真夏だ。これから2ヶ月間はこんな日が続くのだろう。








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ムラサキシキブ

2010-07-18 | 樹木・花木
ムラサキシキブなのかコムラサキなのか花だけでは判断し難いが、秋になるとこの薄紫色の花が綺麗な紫色の小さな実になる筈だ。少し前から咲いているのには気付いていたが、ずっと写真に撮らないままだった。








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イヌヌマトラノオ

2010-07-17 | 草花
イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)は、今月の2日3日に載せたオカトラノオと去年の7月10日に載せたヌマトラノオの自然交雑種だから、両方の特徴を併せ持っているそうだ。葉がやや細いのはヌマトラノオの特徴を受け継いでおり、花穂が少し垂れ下がるのはオカトラノオの性質が表れているという。そうは言われても、並べて比べないとよく判らない。








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