ブッドレア(フサフジウツギ)と思われる花で忙しく吸蜜していたコチャバネセセリ。コンデジで近寄って接写したが、食事に夢中のようで殆ど逃げなかった。チャバネセセリやイチモンジセセリに比べて翅の黒っぽい筋模様が目立ち、地色はやや黄色が強く白い斑点模様が3つあるのが特徴だ。幼虫で越冬し、タケやササの葉が食草で、年に1~2回発生するそうだ。
昨日載せたチャバネセセリと色も大きさもよく似ているが、後翅の白い斑点模様が大きくて一列に並んでいるのが名前の由来だ。イチモンジセセリも今頃の季節にはよく見掛ける蝶だが、セセリチョウの仲間はどれも目が大きくて愛嬌がある。幼虫はチャバネセセリと同様にススキやイネなどのイネ科植物を食べるから、稲作農家にとっては害虫だ。
夏の終わりから秋にかけてよく見掛けるチャバネセセリ。後翅の白い斑点模様は小さくあまり目立たないので、他のセセリチョウとは区別しやすい。幼虫の食草はイネやススキなどのイネ科やチガヤなどのカヤツリグサ科の植物だ。