ハコベ
2025-03-02 | 草花
一昨日載せたヒメオドリコウソウの近くで咲いていたハコベ。春の七草の一つだ。花びらは10枚あるように見えても1枚が途中で2つに分かれているから5弁だが、花は小さく数ミリくらいしかないから、近寄らないと咲いているかどうか分からない。寒波の影響で先月まではほとんど咲いていなかったのに、少し暖かくなってきたら、急にあちこちで見掛けるようになった。




あちこちの道端や空き地などでよく見掛ける外来雑草のヒメオドリコソウ。このところの寒さで花をあまり見ていなかったが、公園の散策路脇で僅かながらひっそりと咲いているのを見付けた。




スイセン
2025-02-26 | 草花
いつもならもう咲いているニホンズイセンが先週ようやく開花してきた。通常なら1月には咲いている筈なのに、昨秋の異常な暑さも影響しているかもしれないが、先週からの寒波の影響で開花が2月下旬にまでずれ込んでいるようだ。




2年前の2022年8月24日にも載せたことがあるウスイロツユクサ。花弁の色が本来の淡青色のものとやや濃いものが同じ場所で咲いていた。色の濃淡は普通によくあることなのか、またはウスイロツユクサと他のツユクサとの雑種なのだろうか。今月上旬に撮った時機遅れの画像だから、花はもう終わっているだろう。




かの有名な牧野富太郎博士が日本での発見者であり名付け親でもあるが、変な名前を付けられてしまった植物の一つだろう。名前のとおり、葉や茎に棘があり駆除が厄介な有毒の外来雑草で、要注意外来生物に指定されている。去年の9月19日にも載せたが、名前に違わず花はけっこう綺麗だと思う。




公園の片隅の自然風に仕立てられた花壇に植えられていたカリガネソウ。シソ科の多年草だそうだが、実に面白い形の花だと思う。青い地色に白斑模様のある花弁に花蜂などの虫が止まると、雄蕊が虫の重みで上から垂れ下がってくるので、花粉が自ずと虫の背中に付着し他の花へと運んでもらうという仕組みのようだ。植物がどうやってこんな上手い仕組みを考えるのか、余計な心配ながら実に不思議だと思う。


3枚目のこの画像では、花がどういう訳か、上下逆向きに咲いていたので、これでは虫が来ても背中に花粉が付かないのではないかと思う。



3枚目のこの画像では、花がどういう訳か、上下逆向きに咲いていたので、これでは虫が来ても背中に花粉が付かないのではないかと思う。

1ヶ月ほど前の画像だからかなり時機遅れになってしまったが、春日井市内の公園の池で見掛けたポンテデリア・コルダータ(Pontederia cordata) 。南北アメリカ原産の水生多年草で通常は学名で呼ばれているようだ。和名はナガバミズアオイだそうだ。




我が家の庭でもムラサキツユクサが咲いている。先月中頃から咲き始まったが、早朝に咲いて午後には萎んで咲き終わる。花は1日花だから、翌日にはまた別の蕾が咲き、その繰り返しのようだから蕾がある限り暫く咲き続けるのだろう。ちょうど梅雨の頃に咲くけど、漢字では「紫露草」と書くそうで、名前は梅雨とはまったく関係ないようだ。そういえば、東海地方では今年は梅雨入りがけっこう遅れており、梅雨の前に梅雨が明けた時のような真夏日がここ何日か続いている。天気予報では今週末あたりから梅雨に入るらしい。








ムラサキツユクサが公園の花壇で咲いていた。人為的に改良された園芸種なのか自然にできた雑種なのか定かではないが、けっこう色のバラエティーがあるようだ。紫だけでなく青色もあるし、ピンク色に近い赤っぽい紫、ムラサキツユクサなのに真っ白な花や斑入りのように見える花もあった。各地で普通に見られる多年草だが、北アメリカ原産の帰化植物だそうだ。










タツナミソウはシソ科の多年草で、漢字では「立浪草」。花が “波立つ” ように咲くことに由来する名前だそうで、どれも同じ方向を向いて咲くのが面白い。本来の花色は青紫色なのだろうが、突然変異なのか人為的に改良された園芸種なのか知らないが、最近では白花種も時々見られるようだ。



