「今年はどこへ行く?」と奥。
「この前は、焼き肉だったから、今日は中華がいい。」と孫。
と言うことで、早速スマホ検索。
「近くに美味しい中華屋さんがあるからそこにしよう。」と。
携帯を駆使する孫についていくだけの私。
このシステム、実は私の父が始めたもの。
私がまだ小さいころからの話ですから、日常生活は贅沢などできませんでした。
バナナなんて病気した時か、遠足の時くらい。
卵も毎日食べる事なんてできませんでした。
そんな時代でしたが、父は自分も少ない小遣いをコツコツとため、墓参りの時は必ず昼食を外食に。
「仏様も大事にしないといけないが、生き神様も大事にしないとな。」と。
「これが先祖様を守り続ける秘訣。」とばかりに。
美味しそうに食べる子供や孫の顔をみていつも微笑んでいました。
戦時中、引き上げて帰国してからというもの、苦労ばかりしてきた父。
子どもや孫たちの笑顔を見るのが一番の幸せだったよう。
孫から祖父母まで、何かあったらすぐ集合。
いつも賑やかな我が家のお盆でした。
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