わが家は今、塗装のために足場が組まれ、風通しが悪くなっている。雨が降り続き、作業はなかなか進まない。
塗装業者と話して感じたことを書こう。
塗装職人になろうという若者がいない、将来どうなるのだろうと心配していた。たまに若者が来てもすぐにやめてしまう。塗装職人は必要なのに、後継者がいない、という。
浜松市では、某私立学校が小学校校舎を建設している。建設現場には少数の日本人の高齢者と若い外国人労働者がいるという。日本人の若者はいない。
職人の世界に若者が入ってこない。それは若者の選択ではなく、圧倒的に若者の数が減っているからだ。「少子高齢化」。これが、急速にさまざまなところに問題として浮き上がっている。今まではそんなに顕在化していなかったが、今でははっきりと露呈してきている。だからこそ、悪名高きアベ政権がさらに外国人労働者を、人間としてではなく、単なる労働力として各方面に「移入」しようとしているのだ。
「少子高齢化」は、統計数字を見れば、見通しがたつものだ。政治家たちは、日本という国の将来を見据えて少子高齢化を、それも極端なそれをなんとかしようという気概を持って対策を講じてくるべきであった。
しかし歴代の自民党・公明党政権は、経団連やアメリカ金融資本の言うことばかりを聞き、その時々の若者を低賃金、長時間労働にし、若者たちが恋愛し、結婚し、子どもを生み育てるという一般的なあり方を崩壊させてきた。人間がみずからの子孫を生み育てるということは、生物として当たり前のことだ(だからといって私はLGBTを否定するのではない)。政治が本来すべきことをしてこなかったのだ。
その点で、自民党・公明党はきわめて責任が重いのだ。もちろん、そうした政党を政権につけてきた選挙民も、目の前の経済的な問題にのみ関わり、見通しをもって政治を考えることをしてこなかったこともある。財界も、すでに国際化し、日本に労働者がいなければどこかの国の労働者を雇用すればよいという、日本国に責任を負わない集団と化している。
明日は参議院選挙。おそらく変わりばえしない結果となるだろう。日本は、破滅に向かっている。そういう方向に舵取りをしている無能なアベ政権が、さらに暴走するのだろう。まさに開高健の『パニック』の世界である。
塗装業者と話して感じたことを書こう。
塗装職人になろうという若者がいない、将来どうなるのだろうと心配していた。たまに若者が来てもすぐにやめてしまう。塗装職人は必要なのに、後継者がいない、という。
浜松市では、某私立学校が小学校校舎を建設している。建設現場には少数の日本人の高齢者と若い外国人労働者がいるという。日本人の若者はいない。
職人の世界に若者が入ってこない。それは若者の選択ではなく、圧倒的に若者の数が減っているからだ。「少子高齢化」。これが、急速にさまざまなところに問題として浮き上がっている。今まではそんなに顕在化していなかったが、今でははっきりと露呈してきている。だからこそ、悪名高きアベ政権がさらに外国人労働者を、人間としてではなく、単なる労働力として各方面に「移入」しようとしているのだ。
「少子高齢化」は、統計数字を見れば、見通しがたつものだ。政治家たちは、日本という国の将来を見据えて少子高齢化を、それも極端なそれをなんとかしようという気概を持って対策を講じてくるべきであった。
しかし歴代の自民党・公明党政権は、経団連やアメリカ金融資本の言うことばかりを聞き、その時々の若者を低賃金、長時間労働にし、若者たちが恋愛し、結婚し、子どもを生み育てるという一般的なあり方を崩壊させてきた。人間がみずからの子孫を生み育てるということは、生物として当たり前のことだ(だからといって私はLGBTを否定するのではない)。政治が本来すべきことをしてこなかったのだ。
その点で、自民党・公明党はきわめて責任が重いのだ。もちろん、そうした政党を政権につけてきた選挙民も、目の前の経済的な問題にのみ関わり、見通しをもって政治を考えることをしてこなかったこともある。財界も、すでに国際化し、日本に労働者がいなければどこかの国の労働者を雇用すればよいという、日本国に責任を負わない集団と化している。
明日は参議院選挙。おそらく変わりばえしない結果となるだろう。日本は、破滅に向かっている。そういう方向に舵取りをしている無能なアベ政権が、さらに暴走するのだろう。まさに開高健の『パニック』の世界である。