浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

読むべし

2019-07-23 20:15:49 | 社会
元東電・賠償担当者からみた、山本太郎氏らに向けられた「放射脳」という“風評被害”
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権力者がやることは同じ

2019-07-23 20:05:27 | 政治
 政治権力を持つ者は、みずからを批判する者たちがうるさくてたまらない。そういう場合はどうするか。

 暴力集団を雇うのだ。これは日本でもしばしば見られることだ。デモ隊やストライキ中の労働者に暴力団が殴り込んできた事例はたくさんある。

 香港でも同じことが起きているようだ。裏にいるのは中国共産党であろう。政治権力を持つ者がやることは、右でも左でも同じ、ということだ。

香港「白シャツ集団」男6人を逮捕 デモ参加者襲撃45人負傷

 
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【映画】「主戦場」

2019-07-23 19:21:03 | 映画
 「従軍慰安婦」があたかもなかったことのように扱われている。「従軍慰安婦」を「売春婦」だとして、蔑む言動だけがメディアに乗る。

 しかし歴史研究者として私は、日本軍の兵站部隊が「従軍慰安婦」を、他の武器弾薬とともに「輸送」している一次史料を持っている。
 また私は多くの兵士の回顧録を読んでいるが、そこにも「従軍慰安婦」のことが書かれている。経営は民間業者に任せたかも知れないが、しかし「従軍慰安婦」は、軍隊と不即不離の関係にあった。
 インドネシアでは、在留していたオランダ人女性を強制的に「慰安婦」とした裁判資料なども残されている。

 無数の事実があるのに、それらを意に介さずに「否定」の言説をまき散らす人びとがいる。この映画「主戦場」にも出演しているそういう人びと、私は彼らの顔を見つめる。いずれも「悪い顔」だ。品性が卑しい、そういう顔をしている。対して、「慰安婦」について学問的に研究している人や、「慰安婦」問題を真剣に追及している人びとの顔は、優しく、いい顔をしている。
 特に目(つき)、他者を蔑む目と真実を求め、他者を慈しむ目。

 「歴史修正主義者」の特徴は一つだ。「思い込み」だけがある。客観的な事実なんてどうでもよいのだ。どういう資料が出されようとも、自分の思い込みと異なるものはすべて受け付けない。

 しかし希望はあった。在米日本人の女性、当初は「歴史修正主義者」とともに行動していたが、目の前に歴史的事実を示され、それを否定できない自分を発見したとき、「歴史修正主義者」の言動に疑問を持つようになった。「歴史修正主義者」たちの傲慢さに気付いたのだ。

 歴史的事実(史実)の前に謙虚に立つこと、それがあるべき姿だ。おそらくこの映画を制作したミキ・デザキも、そうだったのだろう。デザキには、「思い込み」はなかった。双方の話を聞いていくうちに、真実がどちらの側にあるのかを知ったのだ。

 そして、この映画を見た人びとも、デザキと同じような経験をするはずだ。


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