浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

贋作

2021-11-14 22:17:39 | 社会

 「だましだまされアート界:贋作をめぐる物語」(2020年)というドキュメンタリーを見た。ポロック、ロスコの贋作が高値で販売され、その贋作を専門家が見抜けなかったり。結果、美術館に展示されてもいたという。この贋作事件が明るみに出されて、アメリカの歴史ある画廊が閉鎖となったそうだ。

 ポロックやロスコの絵を描いたのは中国人だった。

 「世界で一番ゴッホを描いた男」というドキュメンタリー映画もあったが、中国には名画の贋作を描く村があるという。何といっても、中国には、名画をそのままに描く伝統が一千年もあるという。

 現代は、あらゆるところにフェイクがある時代。美術だけではない。言論や学問の世界はもちろん、政界にもそれがはびこっている。たとえば維新の政治家のように。

 贋作が大手を振っている時代、それが現代だ。贋作でもいい、心地よければそれでよいという時代。

 

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