統一教会と自民党は一体となって選挙戦をたたかう。そして統一教会は、そのなかで獲得した名簿を使い、カネを集める。怖い統一教会、怖い自民党。自民党に選挙協力すると、名簿が統一教会にわたって、新たな金づるとされてしまうようだ。
昨日の『東京新聞』コラムで、齋藤美奈子さんが旅行サイトの投稿の間違いを指摘している。福井県の小浜湾に面したホテルのレビューで、「琵琶湖を臨める立地で素敵です」との書き込みがあったそうだ。そこから琵琶湖なんか臨めるわけがない。完全に誤った情報である。
ネットには、そうした誤った情報が乱舞している。事実を写した写真をうたうものでさえ、捏造されたものがアップされている。
ネットで流布される記事には警戒が必要だ。
東京の大きな出版社の企画に協力して、ある項目を担当した。その校正が送られてきたとき、様々なチェックを受け、いくつかには詳しい説明をつけて送り返したことを覚えている。きちんとした会社の雑誌や新聞は、厳しい校閲を経て公刊される。
時に怪しい記事が送られてくることがある。その多くはTwitter投稿である。私は、しかしそうした記事はまったく信用しない。
情報をきちんと確認して、判断することが求められているし、また自分自身もあやふやな情報は流さないことが肝要である。
常識的に考えて、こんなことをいい大人がするわけがない、というような事件が散見される。
別の立候補予定者かたり「旧統一教会と関係」ビラ配布の市議、謝罪・辞職へ
この人は「日本維新の会」の政治家のようだ。この政党から立候補する人士にはそうした不祥事を起こす人が多い。
この市議も、「このようなビラを配ったのは間違っていた。男性にも謝罪し、責任を取りたい」と話したそうだが、事件を起こす前に、そうしたことはしてはならないことだと、なぜ思い至らなかったのだろうか。
私には不思議でしようがない。常識的にするはずがないというような行動を、人びとがとりはじめた。日本社会は、根本から変化し始めているように思われてならない。