浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

利用されない郵便

2022-10-29 19:58:44 | 社会

 郵便配達が土日にはなされなくなった。それだけではなく、投函してから配達されるまでの期間が長くなった。

 私は他人との連絡は、メールも使用するが、主にハガキをつかっていた。そういう習慣をもっていたので、たくさんの絵ハガキを購入して持っている。

 しかし最近、土日の配達がなくなり、投函から配達まで時間がかかるようになってから、郵便物が極端に減ったような気がする。

 それまでは、毎日わが家のポストには何らかの郵便物が入っていたが、最近ほとんど見かけなくなった。毎週木曜日に配達される『週刊金曜日』など、購読している雑誌だけとなっている。個人的な手紙はほとんどなくなっている。

 人びとが郵便をつかわなくなっているのである。

 手紙は文化であると私は思う。

 歴史の研究でも、個人がだした書簡が重要な史料として重要視される。メールは便利ではあるが、味気ない。

 

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美術表現への弾圧

2022-10-29 12:44:12 | 政治

 何とまあ、息苦しくなったもんだ。表現の自由とは、みずからが表現しようとする要素ー現実、歴史、未来に対する批評、喜怒哀楽・・・・・そうしたものを様々な手段をつかって一定のかたちに表現し、それを他者に公開する、それにいかなる制限も加えられないということである。

 ところが、近年の国家や自治体は、みずからの価値観から「検閲」をおこない、みずからの価値観を絶対化し、それにあわない作品を排除するようになった。

 地方自治体の正式名称は、地方公共自治体である。「公共」がつくのである。地方公共団体の行為は、首長の価値観に沿って行われるものではない。とりわけ芸術表現に対して「検閲」を行い、それを排除することはあってはならないことだ。

 しかし東京都はそれを行った。

 私は、それを担当した東京都の公務員の低劣さを感じる。公務員は宣誓をしなければならない。その文面は、こういうものである。

宣誓書

 

私は、ここに、主権が国民に存することを認める日本国憲法を尊重し、且つ、擁護することを固く誓います。
私は、地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的且つ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実且つ公正に職務を執行することを固く誓います。
   年  月  日
              氏名        印

 日本国憲法の尊重擁護が必ずはいっているはずだ。首長を尊重擁護するなんてどこにもない。

 さてそのバカな、東京都公務員の低劣な行為を紹介する。まず『美術手帖』のHPから。

東京都人権部が飯山由貴の映像作品を検閲。上映禁止は「極めて悪質」

東京都⼈権部が飯山由貴のアート作品を検閲か。小池百合子都知事の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への態度も影響した可能性

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