浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

【本】飯島渉『感染症の歴史学』(岩波新書)

2024-04-02 21:16:10 | 

 久しぶりに書店に行った。書店内を歩いていて、購入したのがこの本である。

 本を増やさないようにするために、買うのは新書くらい、あとは図書館から借り出すようにしている。一つのテーマを追っていると、次々とそれに関わる「?」が生まれてきて、それに関する本を探すという羽目になる。だから最近は、図書館によくいく。ネットで予約して、近所の図書館で借りるという日々である。

 感染症はじめ公衆衛生、病気について、ある自治体史で一度とりあげたことがあった。その時から関心を持っている。その関係で購入したのだが、本書は近年の新型コロナだけでなく、天然痘、ペスト、マラリアを取り上げている。今、新型コロナに関する記述を読み終えたところである。

 新型コロナには、昨年夏感染したが、ひどい状況は短期間で(40度近い発熱が一日あった。その日は立ち上がることも困難であった。)終わり、その後咳が続き、のどに長期間違和感があった。今は完治しているし、 COVID-19の感染状況についても最近は追跡をしていないので、 COVID-19への関心は、正直なくなっている。ただし、ワクチン接種による後遺症の問題は、今も関心を持ち続けている。

 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の如く、私も COVID-19について考えることをしなくなっている。この本を読みながら、 COVID-19の問題は、きちんと振り返っておかなければならない、という気持ちになった。

  COVID-19のパンデミックは、日本の公衆衛生、医療環境、格差、働き方・・・・・様々な場面で問題点を浮き彫りにしたといってもよいだろう。本書は、それらの問題を価値中立的に網羅していて、どのような問題があったのかを整理するには都合が良いと思った。私的には、もっと鋭く問題点を抉るべきではないかと思ったところもあるが、新書という分量で、他の感染病もとりあげているので、それは無理というものである。

  COVID-19が浮き彫りにした問題点をある程度整理して、みずからの認識として持っておかなければならないと思う。

 というのも、 COVID-19のような感染症が、今後も出現し新たなパンデミックを生みだすことは、ある意味で必然であるからだ。その意味で、第1章の「新型コロナのパンデミック」は、読んでおいたほうがよいように思った。

 

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小林製薬は買わない!!

2024-04-02 17:53:54 | 政治

人を殺した小林製薬の紅麹サプリメントの源流は、アベだった。

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